Fortinet社製のVPN認証情報が流出 日本含め世界で8.7万台分
社内サーバーのデータ・コンテンツに社外からアクセスできる「VPN」(仮想プライベートネットワーク)について、Fortinet社は2021年9月8日(米国時間)、世界で8万7000台の認証情報が流出したと公表しました。このなかには、日本からの情報も含まれており、悪用を防ぐための対策を取るよう呼びかけています。
社内サーバーのデータ・コンテンツに社外からアクセスできる「VPN」(仮想プライベートネットワーク)について、Fortinet社は2021年9月8日(米国時間)、世界で8万7000台の認証情報が流出したと公表しました。このなかには、日本からの情報も含まれており、悪用を防ぐための対策を取るよう呼びかけています。
VPNとは、社内ネットワークとインターネットをつなぐ接続口のような役割を持ち、たとえばテレワークで自宅に居ながらにして社内のデータにアクセスできるようになるしくみです。
Fortinet社の公式ブログによると、世界で8.7万台のVPN認証情報が不正に開示されたといいます。2019年5月に修正された脆弱性「CVE-2018-13379」の修正されていないシステムから流出したと説明しています。
朝日新聞デジタルの記事“企業狙うハッカー「攻撃マニュアル」入手 身代金ビジネスの実態は”によると、日本国内の台数を抜き出すと、重複を除き1700台近くに上ったといいます。
Fortinet社は悪用を防ぐため、公式ブログで以下の対策を推奨しています。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。