目次

  1. 角煮まんが「パックマンにしか見えない」
  2. 地元向けに「3代目」シリーズを発売
  3. V・ファーレンのスポンサーとしてファンと交流
  4. 地元学生を定期採用
  5. コロナ禍でも過去最高の月商に
  6. 「損して得取れ」精神で

――2022年1月に、バンダイナムコエンターテインメント社とのコラボ「角煮パックマン」を発売しました。きっかけは何ですか。

 形が似ていたからです。取引先との打ち合わせ中に「角煮まんじゅうって、パックマンみたいですよね」と言われたのがきっかけでした。改めて角煮まんじゅうを見つめると、もう、角煮をくわえたパックマンにしか見えなくなってしまい、すぐにバンダイナムコエンターテインメント社へコラボを申し入れました。

――岩崎さんご自身で進めたのですか。

 広報部門が中心になって進めました。幸い、先方からは「面白そう」「おいしそう」とすぐにOKが出ました。試作品のやりとりから始めて、約4カ月で商品化できました。

角煮パックマン。生地はカレー風味(岩崎食品提供)

――苦労した点はありますか。

 大変だったのは知的財産の管理と、キャラクターの世界観の共有です。商品そのものはうちにノウハウがあり、製造部門が味に自信のある商品を作ってくれました。「パックマンと言えば黄色」「黄色と言えばカレー」の発想で、単なる着色ではなく、カレー風味の生地づくりにチャレンジしたのです。味のよさだけでなく、色やにおいが他の商品の製造ラインに影響することがないよう、品質管理にも細心の注意を払いました。

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