【5月17日は何の日】10年前、永谷園が「お茶漬けの日」に登録
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
10年前の2012年5月17日、お茶漬けでおなじみの大手食品メーカー・永谷園(本社・東京都港区)が、「お茶づけ海苔」の販売60周年を記念して、5月17日を「お茶漬けの日」として日本記念日協会に登録し、認定されました。
なぜ5月17日が「お茶漬けの日」なのでしょうか。それは永谷園のルーツに関係があるようです。
2012年5月5日付の朝日新聞東京本社発行のbeでは、「永谷園 先祖は煎茶の生みの親」という見出しで、永谷園のルーツを紹介しています。
「1952年当時、永谷園は、東京都港区の愛宕神社近くでのれんを守っていた老舗の茶舗だった。先祖は江戸時代中ごろ、京都の宇治で製茶業をいとなんでいた永谷宗円(1681~1778界)だ。宗円は、色合いも赤黒くて、とても美味とはいえなかったそのころの煎じ茶を改良し、いま飲まれている青製煎茶の製法をあみだしたとされるお茶界の偉人である」
2012年5月5日付の朝日新聞東京本社発行のbe
永谷宗円の命日とされる日が5月17日のため、永谷園はこの日を「お茶漬けの日」として制定しました。
永谷園によると、お茶漬けのあのパッケージデザインは、お茶づけから連想した「江戸の情緒」をイメージし、歌舞伎の定式幕になぞらえた縞模様となっているそうです。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年5月17日に公開した記事を転載しました)
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