39年前の1983年4月15日、東京ディズニーランドが開業しました。

「夢と魔法の王国」はオープン前から話題を集め、初日は小雨模様にもかかわらず、約2万5000人のゲスト(来園者)でにぎわいました。

東京ディズニーランドオープンを報じる1983年4月15日付朝日新聞夕刊(東京本社版)

敷地の一帯はもともと海で、漁場を埋め立てて大型遊園地を誘致しました。

東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは、三井不動産や京成電鉄などが1960年に設立。

アメリカ国外では初のディズニーのテーマパークでしたが、社名は東洋を意味する「オリエンタル」です。

ここには、「東洋一のレジャー施設をつくりたい」という思いが込められたそうです。

東京ディズニーランド全景=2020年2月、朝日新聞社

ゲストがジュースをこぼすと、キャスト(従業員)は汚れた床よりゲストの服のシミを心配してくれる。

そんなおもてなしに、当初はゲストが驚いていたそうです。

初年度の入場者数は993万人を記録しました。

東京ディズニーランドオープンのセレモニーの様子=1983年4月15日、千葉県浦安市、朝日新聞社

2000年に商業施設のイクスピアリ、2001年には東京ディズニーシー(TDS)がオープン。

モノレール鉄道やホテル、複合商業施設なども加わり、滞在型の東京ディズニーリゾート(TDR)へと発展しました。

 

2011年の東日本大震災では、東京ディズニーランドが34日間休園し、東京ディズニーシーは47日間休園。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で約4カ月間休園しました。

映画「美女と野獣」などをテーマにした東京ディズニーランドの新エリア=2020年9月、千葉県浦安市、朝日新聞社

それでも2020年9月には、映画「美女と野獣」がテーマの新エリアが東京ディズニーランドに誕生。

2023年度には、映画「アナと雪の女王」などをテーマにした新エリアが東京ディズニーシーに完成する予定です。

 

(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年4月15日に公開した記事を転載しました)