「ワーケーション」は定着した? 実態調査を見てみると.....
7月に入り、夏休みの予定を考えはじめた方も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスのワクチン接種は進められているものの、感染の収束は依然見通せません。どんな夏休みを過ごそうかな......。もし、「ワーケーション」が気軽に実現できれば、選択肢の幅は広がるかもしれません。
7月に入り、夏休みの予定を考えはじめた方も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスのワクチン接種は進められているものの、感染の収束は依然見通せません。どんな夏休みを過ごそうかな......。もし、「ワーケーション」が気軽に実現できれば、選択肢の幅は広がるかもしれません。
テレワークなどを活用して、旅行先などで休暇を楽しみながら仕事をする「ワーケーション」。
Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語で、リゾート地や温泉地など、普段の職場とは異なる場所で仕事をするものです。
新型コロナの感染拡大で、テレワークは一気に定着しました。一方、海外からの観光客は激減。打撃を受けた観光地の支援につなげようと、政府は昨年から「ワーケーション」の推進に力を入れています。
では、このワーケーションは定着しているのでしょうか?
テレワークやワーケーション向けのホテル予約サイト「Otell」を運営する「ガイアックス」が6月29日に公表した調査結果によると、リモートワークが可能な人のうち、89.6%が「ワーケーションを知っている」と回答したといいます(有効回答のうち、リモートワークが可能な人の回答359件を抽出し集計)。
また、45.1%が「ワーケーションをしたことがある・今後する予定」と回答。リモートワークが可能な人のおよそ半数がワーケーションを実施する意思を持っていることがわかります。
一方で、一言で「ワーケーション」と言っても、「ワーク」と「バケーション」のバランスは人それぞれです。休暇の合間に仕事に取り組む「休暇をメインとしたワーケーション」もあれば、リゾート地など環境を変えて通常通り仕事をする「仕事をメインとしたワーケーション」もあります。
この調査では、「ワーケーション中の仕事と休暇の理想の割合」をたずねたところ、アンケート回答者の47.8%が、仕事を6割以上行う「仕事メインのワーケーション」を希望していることがわかったといいます。
家族の有無や、休暇の取り方など、仕事やライフスタイルは人それぞれ。自分に合った働き方につながるような「ワーケーション」が可能になるといいですね。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年7月2日に公開した記事を転載しました)
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