【YouTubeラジオ】天然素材100%歯ブラシ Nhes.に宿る思い
ものづくりの町・大阪府東大阪市から、天然木と天然毛で作る100%プラスチックフリーの歯ブラシ「turalist(チュラリスト)」が誕生しました。ツギノジダイ編集部は9月下旬に東京ビッグサイトで開かれた展示会「GOOD LIFE フェア 2022」(朝日新聞社主催)で、歯ブラシを考案したエシカル商品ブランド「Nhes.」(ナエス)代表の村中克さん(53)に公開インタビュー。その模様をYouTubeで紹介します。
ものづくりの町・大阪府東大阪市から、天然木と天然毛で作る100%プラスチックフリーの歯ブラシ「turalist(チュラリスト)」が誕生しました。ツギノジダイ編集部は9月下旬に東京ビッグサイトで開かれた展示会「GOOD LIFE フェア 2022」(朝日新聞社主催)で、歯ブラシを考案したエシカル商品ブランド「Nhes.」(ナエス)代表の村中克さん(53)に公開インタビュー。その模様をYouTubeで紹介します。
チュラリストはプラスチックを一切使わず、すべて国内で生産しており、2022年から一般販売を始めました。持ち手に使っているブナの木はいすを作る時の端材を活用。木には天然塗料のエゴマ油を3度塗り、ブラシは食肉用の馬や豚の毛を使っています。
「一般的に、プラスチックの毛だと1カ月で毛が開いて衛生効果が落ちてしまいます。チュラリストの毛はたんぱく質で微妙に歯に負けてくれるので、歯のエナメル質にも優しいという特徴があり、半年以上は使えます」
村中さんはプラスチック樹脂成形メーカーの経営者でもあります。「プラスチックでなければできない製品もあり、それには誇りを持っています。一方で将来の環境問題を考えると何かしなければという思いがありました」。2018年、豪州で竹の歯ブラシに出会ったのをきっかけに、プラスチックフリーの歯ブラシを作ろうと決意しました。
最初は協力企業を探しても、天然毛を使った歯ブラシは「リスクが大きい」と断られることも多かったといいます。それでも、知人の家具職人の協力で歯ブラシの持ち手が完成しました。懸案になっていたブラシの植毛も、70歳代の職人が手作業で技術を駆使しています。
ラジオ形式のインタビューでは、歯ブラシの量産体制や技術継承、古い植毛機を扱う苦労に加え、衛生状態を保つためのメンテナンスサービス、クラウドファンディングに込めた村中さんの思い、来場者を引き付ける展示ブースの設計などについて語っています。
記事末尾のフォトギャラリーでは、チュラリストの製品やブースの様子などの写真をご覧いただけます。
ボトル入りのチュラリスト(Nhes.提供)
100%天然素材のチュラリスト(Nhes.提供)
チュラリストのパッケージ(Nhes.提供)
100%天然素材のチュラリスト(Nhes.提供)
「GOOD LIFE フェア」で販売したチュラリスト
「GOOD LIFE フェア」で販売したボトル入りのチュラリスト
100%天然素材のチュラリスト(Nhes.提供)
「Nhes.」の展示ブース
トークセッションでチュラリストについて語る村中克さん(左)
100%天然素材の歯ブラシ「turalist(チュラリスト)」を開発した村中克さん
100%天然素材の歯ブラシ「turalist(チュラリスト)」を開発した村中克さん
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