目次

  1. 3つの来場者特典を用意
  2. 芳しくなかった初日の反応
  3. 声をかける対象を定める
  4. トークセッションの反響と反省
  5. 3人がプレスリリース相談会に
  6. 後継ぎ経営者とのリアル交流
  7. 足を止めてもらう工夫に課題
  8. 「GOOD LIFE フェア」は23年も
  9. 振り返りはPodcastでも

 今回が初開催となる「GOOD LIFE フェア」は、9月23~25日の3日間で約1万9千人が来場。持続可能な開発目標(SDGs)を意識した食品やインテリア、雑貨などが軒を連ね、クラフトビールや昆虫食を楽しめるブースも用意されるなど、家族連れの姿が目立ちました。

家族連れなどでにぎわう「GOOD LIFE フェア」の会場

 ツギノジダイの出展目的は、会場を訪れる中小企業の経営者や関係者に向けてサイトの認知度を高めることです。とはいえ、編集部メンバーは新聞記者や新聞営業の出身で、展示会出展の経験は皆無。展示会営業コンサルタントの清永健一さんのサポートを受けながら、約3カ月準備を進めました。

イベント当日もツギノジダイのブースを訪れてくれた、展示会営業コンサルタントの清永健一さん

 編集部のブースのサイズは約3メートル四方。オープンな雰囲気をつくるため、あえてパラペット(上部の看板)は外し、壁面に大きな幕をぶら下げて、サイトのコンセプトや来場者特典の内容を前面に出しました。

パラペット(上部の看板)を外した、ツギノジダイのブース。足を止めてもらえるよう手前のディスプレイで紹介動画を流し、奥のテーブルでトークセッションや相談会を開きました

 ウェブメディアのツギノジダイは他の企業ブースと違い、来場者に味わってもらったり、手に取ってもらったりする商材やサービスはありません。同じ朝日新聞社でも、おせちのだて巻きや黒豆の試食を行っていた、向かい側の「朝日新聞モール」のブースに比べれば、その差は歴然です。

 そこで少しでもブースに足を止めてもらうため、清永さんの提案も参考に、ブース内をカフェテラス風に設計して、次の3つの来場者特典を用意しました。

  • 小冊子「取材されるための5つのポイント」をプレゼント
  • 出展者によるトークセッション
  • プレスリリース相談会

 「GOOD LIFE フェア」は台風15号が迫る中で開幕。それでも大勢の人たちが会場に入ってきました。しかし、ここからがツギノジダイ編集部の悪戦苦闘の始まりでした。

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