【YouTubeラジオ】元外交官がPAPLUS®で目指す脱プラスチック
環境ベンチャー企業のカミーノ(東京都港区)は、紙と植物由来成分を使ったサステイナブルなテーブルウェアブランド「PAPLUS®」を製造販売しています。ツギノジダイ編集部は9月下旬に東京ビッグサイトで開かれた大型展示会「GOOD LIFE フェア 2022」(朝日新聞社主催)で、同社社長の深澤幸一郎さん(53)への公開インタビューを行いました。その模様をYouTubeで紹介します。
環境ベンチャー企業のカミーノ(東京都港区)は、紙と植物由来成分を使ったサステイナブルなテーブルウェアブランド「PAPLUS®」を製造販売しています。ツギノジダイ編集部は9月下旬に東京ビッグサイトで開かれた大型展示会「GOOD LIFE フェア 2022」(朝日新聞社主催)で、同社社長の深澤幸一郎さん(53)への公開インタビューを行いました。その模様をYouTubeで紹介します。
「PAPLUS®」の一般的な製品は、ほぼ100%が植物でできています。紙が30%で、残りがトウモロコシ由来の植物樹脂という「プラスチックフリー」を掲げ、120度の熱にも耐えられる耐久性も兼ね備えています。製品にはタンブラー、カップ、トレーなどがあり、建材の開発も進めているそうです。
深澤さんは2015年にカミーノを創業しました。大学卒業後は外交官として10年ほど働き、英国やガーナ、シエラレオネなどのアフリカ諸国にも赴任。邦人保護などにもあたった異色のキャリアの持ち主です。
世界を回る中で、プラスチックごみに埋もれて生活する子供らの姿に心を痛め、ごみのラベルに日本語が書かれていたことにもショックを受けたといいます。そんな思いが原点となり、紙のリサイクルに関わったのをきっかけに、環境起業家としてプラスチックフリー製品の開発を始めました。
しかし、最初から素材への知識があったわけではなく、中学高校の教科書で勉強したそうです。また、「どこの馬の骨かが分からないベンチャーがメーカーに試作をお願いしても、断られることが多かったです」とも言います。
深澤さんへのインタビューでは、「PAPLUS®」の開発で直面したハードルをどう乗り越えたか、「うなぎのたれ方式」と呼んでいる商品のリサイクルシステム、メディアを引き付けるプレスリリースの作り方や、SNS発信で心がけていることまで話が膨らみました。詳しい内容はラジオ形式でYouTube上に公開しています。
記事末尾のフォトギャラリーでは、PAPLUS®の製品や深澤さんの外交官時代の写真をご覧いただけます。
ターレットコーヒーとコラボしたタンブラー(カミーノ提供)
PAPLUS®の使用イメージ(カミーノ提供)
PAPLUS®の使用イメージ(カミーノ提供)
PAPLUS®のプラスチックフリータンブラー(カミーノ提供)
PAPLUS®の使用イメージ(カミーノ提供)
トークセッションでPAPLUS®に込めた思いを語ったカミーノ社長の深澤幸一郎さん(左)
ガーナ時代の深澤幸一郎さん(カミーノ提供)
ガーナ時代の深澤幸一郎さん(カミーノ提供)
ガーナ首都アクラの海岸のごみ(2000年時点、カミーノ提供)
環境配慮型テーブルウェアのブランド「PAPLUS®」を立ち上げたカミーノ社長の深澤幸一郎さん
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