【YouTubeラジオ】復興販路回復センター・高木商店が勝負するこだわりのサバ缶
2022.10.14
(最終更新:2022.10.14 )
自社ブランドの「寒さば水煮」を手に持つ、高木商店の豊島光伸・営業課長(左)
サバ缶の製造などを手がける高木商店(茨城県神栖市)は、東日本大震災後に立ち上げられた「復興水産加工業販路回復促進センター(以下、復興販路回復センター)」の支援を受けて、震災で失われた販路の回復に取り組んでいます。ツギノジダイ編集部は、9月下旬に東京ビッグサイトで開かれた大型展示会「GOOD LIFE フェア 2022」(朝日新聞社主催)で、高木商店営業課長の豊島光伸さんへの公開インタビューを行いました。その模様をYouTubeで紹介します。
復興販路回復センターとは
復興販路回復センター は、震災の被害を受けた太平洋沿岸部の水産加工業者をサポートするため2014年春に立ち上げられた、共同事業体です。全国水産加工業協同組合連合など4つの団体からなり、販路回復にとりくむ企業へのアドバイスや助成をおこなっています。
震災から10年以上がたち、被災した施設の復旧は進んだ一方で、売り上げは思うように戻っていないという課題があるそうです。
太平洋に突き出した銚子半島の先端近くにある高木商店 も、震災で倉庫が崩れるなどの被害を受けました。大手水産加工会社の委託を受けてサバ缶などを製造するOEMが主力事業でしたが、震災後はその受注がぐっと減ったといいます。OEM以外でも売り上げが確保できるようにと、消費者に直接販売する自社ブランドでの商品製造に力をいれはじめました。
高木商店の自社ブランド商品「寒さば水煮」
「缶詰の作り方はすごく簡単。それだけに、味はサバのよしあしに左右されます」と豊島さん。自社ブランドの商品力を高めて勝負するには、良質なサバが多く必要になります。そこで高木商店は、復興販路回復センターの支援を受けて設備投資に踏み切りました。
インタビュー音声を公開
豊島さんへのインタビューでは、自社ブランドの商品作りのこだわりや、震災後に起きたスーパーの棚の変化、水産加工業者が直面する課題などについてたずねました。
さらに、ここ数年でみられるようになったサバの獲れ方の異変、大盛況だったブースでの商品販売のコツなどにも話が及びました。詳しい内容はラジオ形式でYouTube上に公開しています。
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