中小企業のSDGs商品が人気に

 「GOOD LIFE フェア」は「国内最大級のサステナブルライフスタイルイベント」というコンセプトを掲げています。22年は30〜50代女性を中心にファミリー層が数多く来場しました。

 前回は284ブースが並び、中小企業のSDGs関連商品の出展も目を引きました。

22年の「GOOD LIFE フェア」に出展したケイナンクリーンのブース

 岐阜県恵那市の廃棄物処理会社「ケイナンクリーン」は会場で、リサイクル技術を生かして開発した油汚れに強い天然アルカリ洗剤「グリポン」を販売しました。BtoCイベントへの出展は初めてでしたが、同社企画室長の近江隼さんは「環境に関心が高い来場者が多く、『上履きの汚れが落ちた』などのレビューをたくさんいただきました」と話します。出展後、ECサイトや百貨店での売れ行きが伸び、大手企業とのつながりもできたといいます。

23年2月に公開した「GOOD LIFE フェア」オンラインセミナーでは、ケイナンクリーンの近江隼さんらが登壇し、出展の成果などを語りました。

 「人をダメにするクッション」という商品がネット上で話題を呼んだ愛知県岡崎市のタキコウ縫製も出展。会場で「ハナロロ」というブランド名のビーズクッションを販売し、使い古したビーズをアップサイクルした植木鉢やサーフボードも紹介して人気を集めていました。このほか、サバ缶や天然素材100%の歯ブラシなどを販売する中小企業もありました。

ハナロロを立ち上げたタキコウ縫製社長の滝川進さん。クッションを抱え、ビーズをアップサイクルしたサーフボードを手にしています

バイヤーとのマッチングも

 「GOOD LIFE フェア」事務局は、専門バイヤーとのマッチングも支援しています。前回は大手百貨店や有名ホテル、アパレルブランドなどから24社30人のバイヤーが参加しました。今回の参加バイヤーは2倍以上に増える見込みです。

 今回の会場規模は前回比で2倍となり、2万5千人の来場を見込んでいます。また、平日(金曜日)にあたる9月1日はビジネスデーとして、ビジネス関係者の来場も多く見込まれています。

 「GOOD LIFE フェア」事務局では現在、出展企業を募集中です。ツギノジダイ読者の皆様で出展を希望されたり、検討したりする方は、リンクボタンからフォームへの入力をお願いします。入力の際は、フォームの「お問い合わせ・その他」欄に「ツギノジダイで知った」などとご記入願います。入力後、主催事務局から連絡が入る場合があります。

※出展は予定数に達し次第、受け付けを終了します。