目次

  1. ツルヤマテクノスが手がけるプラント建設・防衛省関連事業
  2. ボランティア団体の応援イベントを企画
  3. 「アトツギ友の会」 父世代との世代間ギャップなど相談
  4. 「アトツギ友の会」から生まれたシナジー
  5. 地域活動の背景に父と祖父から受け継いだ理念
  6. 「アトツギ友の会」の活動 父との距離縮まる

 ツルヤマテクノスは、1969年設立。石油・化学プラントの建設、メンテナンスをはじめ、護衛艦やジェット機エンジンの消音装置の製造など、防衛省関連事業も展開しています。

 2014年からは、多目的ホールを備えた複合ビルの運営を始めるなど、事業の幅を広げています。

 2018年には経済産業省による地域経済のバリューチェーンの中心的な担い手である「地域未来牽引企業」に選ばれました。京葉臨海コンビナートに2つの工場と事業所を持ち、現在の従業員数は80人です。

ツルヤマテクノスの水素ステーション蓄圧設備の製造現場

 鶴山さんは、大学卒業後、大手の同業他社で約5年間勤務した後、家業に3代目として入社しました。

 当時、他業界の経験がないことに不安を感じていたといいます。

 「家業でイノベーションを生み出すためには、井の中の蛙ではいけない。将来の事業承継に向けて、『知の探索』ができていないという危機感が強くありました」

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