上信自動車道の吾妻西バイパス（群馬県）、2024年3月20日に開通
群馬県が整備を進めてきた高規格道路「上信自動車道」のうち、吾妻西バイパス（厚田インターチェンジー松谷東交差点）の延長約7kmが2024年3月20日に開通しました。事業概要とバイパスの整備で予想される効果について紹介します。
上信自動車道（上信道）とは
群馬県の公式サイトによると、上信自動車道とは、群馬県渋川市の関越自動車道の渋川伊香保IC付近から東吾妻町、長野原町、嬬恋村を経由し、長野県側の上信越自動車道へ至る延長約83kmの高規格道路です。
過去に何度も土砂崩落による道路寸断があったエリアでもあり、災害対応のほか、移動時間の短縮による嬬恋キャベツの即日販売圏が拡大などの物流の効率化、草津温泉などを中心とした周遊性の向上にも影響すると説明しています。
吾妻西バイパス、2024年3月20日に開通
上信自動車道のうち、東吾妻町を通る「吾妻西バイパス」が2024年3月20日に開通しました。事業概要は以下の通りです。
所在地：東吾妻町厚田～松谷
路線名：国道145号
事業内容：延長約7km、幅員10.5ｍ
全体事業費：約169億円
事業期間：2009年度～2023年度（1５年間）
2015年の交通量（2015年）：11779台／日（現道_国道145号）
吾妻西バイパスが完成すれば、整備前は国道145号に3ヵ所あった急傾斜地崩壊危険区域を回避することができ、渋川伊香保IC～草津間の移動時間が60分となり、30分程度短縮できる見込みだといいます。
渋川西バイパスも2025年度開通へ
国交省高崎河川国道事務所の公式サイトによると、地域高規格道路「上信自動車道」の一部区間となる国道17号渋川西バイパスのうち、未開通の1.9km区間も2025年度に開通予定です。
