目次

  1. 気象庁「大雪による交通障害や路面の凍結に注意」
  2. JR中央線、午前9時ごろまで運転取りやめ
  3. 首都高「積雪の状況によっては通行止めも」
  4. 国交省「降雪によるタイヤチェック」

 気象庁によると、日本の東を急速に発達しながら北東へ進む低気圧の影響により、関東地方では、関東地方では、8日朝にかけて雪や雨が降り、大雪となる所がある見込みです。

3月8日 4:30現在、国道6号 松戸市松戸の降雪状況
3月8日 4:30現在、国道6号 松戸市松戸の降雪状況。国土交通省千葉国道事務所の公式Xから

 また、東日本の上空約5500mに氷点下30度以下の寒気が流れ込み、別の低気圧が日本海を発達しながら東へ進むため、場所によっては大気の状態が非常に不安定となり、8日昼過ぎから夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。

 たとえば、8日6時から9日6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、以下の見込みです。

東京23区:5cm
多摩北部:3cm
多摩南部:3cm
多摩西部:2cm

 JR東日本の公式サイトの運行情報によると「首都圏を中心に降雪の予報が出ているため、積雪に至った場合は着雪の影響により列車の遅れや運休が発生する場合がある」と説明しています。

 JR中央線では、大月-塩山駅間や韮崎-小淵沢駅間で午前9時ごろまで運転を取りやめると発表しています。JR青梅線(青梅-奥多摩駅間)も同様に午前9時ごろまで運転を取りやめる予定です。リアルタイムの交通情報は、公式サイトで確認してください。

 特急「あずさ1号・3号・4号・8号」も降雪の影響で、全区間で運休となっています。

 首都高の公式サイトによると、3月8日午前中に首都高管内で積雪の可能性があるといい、積雪の状況によっては、首都高速道路でも通行止めをすることがあるといいます。「積雪・凍結時にはスタックの危険性があるため、ノーマルタイヤでの走行は絶対におやめください」と注意を呼び掛けています。

 NEXCO中日本の公式サイトによると、降雪の影響は場所によっては10日ごろまで残る可能性があります。

 国交省関東地方整備の公式サイトによると、降雪により、車両の立ち往生等による交通障害の発生を防ぐため、国道20号東京都八王子市南浅川町の甲府方面と、神奈川県相模原市緑区千木良の新宿方面で、冬用タイヤなどの確認をしています。

 また、降雪が続いており、安全な通行が確保できないとして、国道1号の箱根新道、神奈川県足柄下郡箱根町湯本字山崎地先(山崎IC交差点) 〜神奈川県足柄下郡箱根町箱根字境木地先(箱根峠IC)で予防的通行止めを実施しているといいます。