のと里山海道と能越自動車道、2024年7月17日からほぼ対面通行可能
「令和6年能登半島地震」で被災し、復旧作業を進めている「のと里山海道」と「国道470号能越自動車道」について、国土交通省は2024年7月17日正午から能登大橋付近を除く全区間で対面通行ができるようになったと発表しました。片面交互通行が続いていた、のと里山海道の「能登大橋付近」も9月10日10時から対面通行となりました。これにより全区間で対面通行となります。
「令和6年能登半島地震」で被災し、復旧作業を進めている「のと里山海道」と「国道470号能越自動車道」について、国土交通省は2024年7月17日正午から能登大橋付近を除く全区間で対面通行ができるようになったと発表しました。片面交互通行が続いていた、のと里山海道の「能登大橋付近」も9月10日10時から対面通行となりました。これにより全区間で対面通行となります。
石川県の公式サイトなどによると、のと里山海道は、金沢と能登半島を直結する自動車専用道路です。夕暮れ時の日本海に沈む夕陽や、夏の夜には、沖合のイカ釣り漁船の漁り火など観光面でも知られていました。
道路延長は約90km、元々は、千鳥台起点~柳田IC間(34.7km)が4車線区間、柳田IC~のと里山空港IC間(53.7km)が2車線区間でした。
富山県道路公社の公式サイトによると、能越自動車道は、石川県輪島市を起点とし、富山県氷見市、高岡市を経由して、小矢部市に至る延長約100kmの高規格幹線道路(自動車専用道路)です。
北陸自動車道や北陸道と連結することで、富山県西部や能登半島と三大都市圏を産業、観光面で結びつけているといいます。
国交省が4月に発表した、のと里山海道と能越自動車道の現状と開通の見通しは以下の通りです。
路線名 | 区間 | 距離 | 現状 | 7月末まで |
---|---|---|---|---|
能越自動車道 | のと三井IC~のと里山空港IC | 4.7km | 対面通行 | 対面通行 |
のと里山空港IC~穴水IC | 6.2km | 輪島方面への一方通行 | 対面通行 | |
のと里山海道 | 穴水IC~越の原IC | 3.7km | 対面通行。能登大橋付近は片側交互通行 | |
越の原IC~横田IC | 11.8km | 対面通行 | ||
横田IC~徳田大津IC | 11.5km | 対面通行 |
ただし、能登大橋付近では、橋台背面部の盛土箇所において大規模な土砂崩落が生じており復旧に時間がかかっていました。
のと里山海道の「能登大橋付近」が対面通行となったのは、9月10日10時から。これにより全区間で対面通行となりました。
国交省によると、対面通行となっても、土砂崩落箇所等を迂回するために道路線形や道路勾配が部分的に悪い箇所があり、今後、警察との調整により速度規制を行う可能性があるといいます。
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