全国道路基盤地図等データベース 国交省が公開 書類作成の負担を軽減
国土交通省によると、全国道路基盤地図等データベースとは、直轄国道等の道路基盤地図情報と道路台帳附図のデータを、一元的に管理するデータベースです。道路管理者ごとに蓄積・管理していた平面図データを一元的に活用できる環境を構築することで、どこからでも直轄国道の詳細な平面図を閲覧でき、また、工事受注者の資料作成の負担も軽減できるといいます。
国土交通省によると、全国道路基盤地図等データベースとは、直轄国道等の道路基盤地図情報と道路台帳附図のデータを、一元的に管理するデータベースです。道路管理者ごとに蓄積・管理していた平面図データを一元的に活用できる環境を構築することで、どこからでも直轄国道の詳細な平面図を閲覧でき、また、工事受注者の資料作成の負担も軽減できるといいます。
目次
全国道路基盤地図等データベースは、国土交通省道路局が整備・公開する、直轄国道等の詳細な平面図データを一元的に管理するデータベースです。これまで各道路管理者が個別に管理していた平面図データを統合することで、Web上で閲覧・ダウンロードできるようになりました。
データベースは、国道事務所から収集した道路台帳附図と、国総研から配信中の道路基盤地図情報を重ね合わせてwebサイトに表示します。道路台帳附図はPDFとCADのダウンロードができます。
道路基盤地図情報とは、道路工事完成時の道路の形をもとに道路構造を表現した2次元のGISデータです。
30の地物別にレイヤが区分され、面地物は面状に作図しています。これまで、直轄国道および有料高速(ネクスコ、首都高、阪高、本四、指定都市高速)を対象に、道路工事で作成される道路工事完成図の電子データを2008年より収集・蓄積していました。
道路台帳附図とは、道路法第28条で調製・保管が定められた道路台帳の図面で、地物別のレイヤ区分は定義されておらず、地物境界線のみの線画で作図しています。全国道路基盤地図等データベースでは、道路台帳附図のうち国管理の国道分を公開しています。
操作方法は、左上の「地図」メニューを開き、用途に応じて、以下を選択してください。
道路台帳附図の表示は、整備局⇒事務所を選択すると道路台帳附図のイメージタイルを表示します。
作図区間の表示は、「道路台帳附図(作図区間)」を選択すると、道路台帳附図各図面の起終点を結ぶ赤色直線を表示します。ポップアップ画面上のリンクから、道路台帳附図(CAD、PDF)をダウンロードできます。
道路基盤地図情報の表示は、「道路基盤地図情報(国道)」を選択すると、全国の道路基盤地図情報を着色表示します。
道路台帳附図のリスト表示は、「公開リスト表示」メニューより、道路台帳附図のリストを一覧表示してください。
全国道路基盤地図等データベースを活用することで、要望・問合せ等対応に対し、指摘されている位置を把握しやすくなるといいます。
また、申請書類や工事完成図書のベースマップとして提供することで、申請者や工事受注者の資料作成に役立てられたり、道路台帳附図閲覧のために国道事務所の出張所などに行く負担を減らせたりするといいます。
全国道路基盤地図等データベースを継続的に管理運営するため、データベースの「道路台帳附図」メニューより表示される道路台帳附図マップタイルなどは有料です。申し込みは、国土技術研究センターの特設サイトへ。
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