目次

  1. 10km以上の渋滞回数は504回と予測
    1. ピーク時に30kmを超える渋滞予測(下り)
    2. ピーク時に30kmを超える渋滞予測(上り)
  2. 最大25kmとなる長い渋滞の回避方法
    1. 8月10日東北道(下り線)矢板北PA付近を先頭とする渋滞(最大45km)
    2. 8月12日関越道(上り線)高坂SA付近を先頭とする渋滞(最大40km)
    3. 8月10日東名(下り線)秦野中井IC付近を先頭とする渋滞(最大45km)
    4. 8月12日中央道(上り線)小仏トンネル付近を先頭とする渋滞(最大30km)
    5. 8月9日名神(下り線)旧山科BS付近を先頭とする渋滞(最大30km)
    6. 8月8日名神(上り線)大津IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)
    7. 8月11日神戸淡路鳴門道(下り線)北淡IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)

 NEXCO東日本などによると、2023年のお盆は荒天による出控えがあったため、2024年8月8~18日の10km以上の渋滞回数は上下線で合計504回と、昨夏実績の315回と比べて189回増える見通しだといいます。お盆期間中は、休日割引が適用されません。

 最も長い渋滞は上りで最大40km、下りは最大45kmで、ピーク時に30kmを超える渋滞予測は以下の通りです。

ピーク日時 渋滞時間帯 渋滞区間 最大渋滞長
8月9日17時 14~24時 名神:竜王IC~京都南IC 30km
8月9日17時 14~24時 名神:信楽IC~京都南IC 30km
8月10日8時 3時~18時 東北道:矢板北PA付近 45km
8月10日8時 5時~14時 東北道:羽生PA付近 40km
8月10日8時 5時~14時 関越道:高坂SA付近 30km
8月10日7時 前20時~16時 東名:秦野中井IC付近 45km
8月10日6時 4時~14時 中央道:相模湖IC付近 40km
8月11日9時 6時~14時 東北道:羽生PA付近 35km
8月11日9時 6時~17時 東北道:矢板北PA付近 35km
8月11日9時 5時~16時 東名:秦野中井IC付近 35km
ピーク日時 渋滞時間帯 渋滞区間 最大渋滞長
8月12日17時 14時~23時 東北道:栃木IC~加須IC 35km
8月12日16時 13時~23時 関越道:藤岡JCT~鶴ヶ島IC 40km
8月12日17時 13時~翌1時 中央道:大月IC~八王子JCT 30km
8月13日17時 14時~22時 東北道:栃木IC~加須IC 30km
8月13日17時 14時~23時 関越道:本庄児玉IC~鶴ヶ島IC 35km
8月13日15時 11時~24時 中央道:大月IC~八王子JCT 30km
8月14日17時 14時~22時 東北道:栃木IC~加須IC 30km
8月14日17時 14時~22時 関越道:本庄児玉IC~鶴ヶ島IC 30km

 NEXCO東日本などはとくに長い渋滞を回避するため、ピーク時間帯をずらした利用方法を紹介しています。

8月10日東北道(下り線)矢板北PA付近を先頭とする渋滞(最大45km)
8月10日東北道(下り線)矢板北PA付近を先頭とする渋滞(最大45km)

 栃木都賀JCTから西那須野塩原IC区間を走行する場合、渋滞のピークは8~10時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約2時間)の所要時間を予測しています。矢板北PAの3km先付近は下り坂から上り坂に変わり、無意識のうちに速度が低下するため渋滞が発生しやすくなります。

 一方で、栃木都賀JCTを3時よりも前または18時以降に通過する場合の所要時間は約40分と予測しています。

8月12日関越道(上り線)高坂SA付近を先頭とする渋滞(最大40km)
8月12日関越道(上り線)高坂SA付近を先頭とする渋滞(最大40km)

 藤岡JCTから鶴ヶ島IC区間を走行する場合、渋滞のピークは16~18時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間30分)の所要時間を予測しています。高坂SA入口の約1km手前で勾配が下り坂からゆるい上り坂に変わり、無意識のうちに速度が低下することが渋滞の原因と考えられます。

 一方で、藤岡JCTを13時よりも前または23時以降に通過する場合の所要時間は約30分程度と予測しています。

8月10日東名(下り線)秦野中井IC付近を先頭とする渋滞(最大45km)
8月10日東名(下り線)秦野中井IC付近を先頭とする渋滞(最大45km)

 東京ICから秦野中井IC区間を走行する場合、渋滞のピークは7~11時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間50分)の所要時間を予測しています。秦野中井IC付近は、下り坂から上り坂に変わり、さらに長い上り坂が続くため無意識のうちに速度が低下することが影響しているとみられます。

 東京ICを前日20時よりも前または16時以降に通過する場合の所要時間は約35分と予測しています。

8月12日中央道(上り線)小仏トンネル付近を先頭とする渋滞(最大30km)
8月12日中央道(上り線)小仏トンネル付近を先頭とする渋滞(最大30km)

 大月ICから八王子JCT区間を走行する場合、渋滞のピークは17~21時で、渋滞がない場合に比べ約5倍(約2時間)の所要時間を予測しています。小仏トンネル付近は長い上り坂が続きトンネル部も重なることに加え、お盆期間には交通が集中するためだとみられます。

 大月ICを13時よりも前または翌1時以降に通過する場合の所要時間は約25分と予測しています。

8月9日名神(下り線)旧山科BS付近を先頭とする渋滞(最大30km)
8月9日名神(下り線)旧山科BS付近を先頭とする渋滞(最大30km)

 竜王ICから京都南IC区間を走行する場合、渋滞のピークは17~18時で、渋滞がない場合に比べ約5倍(約2時間30分)を予測しています。旧山科BS手前では、下り坂から上り坂に変わるため、速度が低下しやすいポイントです。

 「大阪方面へは草津JCT、瀬田東JCTで、名神高速道路と京滋バイパスの2ルートの交通情報を提供する情報板を設置していますので、ルート選択の参考としてください」と伝えています。

 一方、竜王ICを14時よりも前または24時以降に通過する場合の所要時間は約30分と予測しています。

8月8日名神(上り線)大津IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)
8月8日名神(上り線)大津IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)

 高槻JCTから大津IC区間を走行する場合、渋滞のピークは9~14時で、渋滞がない場合に比べ約5倍(約1時間40分)の時間を予測しています。大津IC・SAでの分合流及び手前2ヵ所のトンネルでの速度低下により渋滞が発生しやすいといいます。

 「栗東・名古屋方面へは大山崎JCTで、名神高速道路と京滋バイパスの2ルートの交通情報を提供する情報板を設置していますので、ルート選択の参考としてください」と説明しています。

 一方、高槻JCTを7時よりも前または16時以降に通過する場合の所要時間は約20分と予測しています。

8月11日神戸淡路鳴門道(下り線)北淡IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)
8月11日神戸淡路鳴門道(下り線)北淡IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)

 垂水JCTから北淡IC区間を走行する場合、渋滞のピークは11時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間15分)の所要時間を予測しています。

 東浦IC手前付近の下り勾配から上り勾配に変わることと、東浦ICを過ぎてから仁井TN付近までの長い上り坂のため無意識のうちに速度が低下して渋滞が発生しやすいポイントです。

 垂水JCTを8時よりも前または17時以降に通過する場合の所要時間は約20分と予測しています。