NTT東・西日本、2026年3月末で紙媒体のタウンページと104を終了
紙媒体のタウンページと番号案内サービスの104が、2026年3月末でサービス終了となります。提供元のNTT東日本と西日本が発表しました。電話帳・番号案内の提供を終了・継続するサービス一覧と、終了後の代替サービスのほか、今後の企業の情報発信についても紹介します。
紙媒体のタウンページと番号案内サービスの104が、2026年3月末でサービス終了となります。提供元のNTT東日本と西日本が発表しました。電話帳・番号案内の提供を終了・継続するサービス一覧と、終了後の代替サービスのほか、今後の企業の情報発信についても紹介します。
目次
NTTタウンページの公式サイトによると、タウンページとは、店舗や企業を探したい時に、職業名やサービス名から店舗・企業の名前、電話番号、住所などの情報を探すことができるNTT東日本・NTT西日本が発行する職業別電話帳です。
2022年度のタウンページ発行部数は約3,140万、本文掲載件数は約500万、約14万の広告が掲載されているといいます。
NTT西日本の公式サイトによると、104とは、利用者から申し出のあった名称(氏名・企業名等)と住所から、電話番号を音声案内するサービスです。
2026年3月31日で提供を終了・継続する電話帳サービスは以下の通りです。
一方で、原則3年ごとに点字で官公庁や福祉施設、公共サービス、医療機関、交通機関等を独自に収録した「点字電話帳」は継続します。
2026年3月31日23時59分で提供を終了・継続する番号案内サービスは以下の通りです。
一方で、電話帳の利用が困難な人を対象に、番号案内(104)およびNTTファクス104を無料で提供する「ふれあい案内」が継続予定です。
2024年12月までは全職種を掲載した紙媒体のタウンページを配布してきましたが、紙媒体の最終版は、職種を177種に絞り2025年1月から2026年3月にかけて地域ごとに発行ます。さらにインターネット上で全職種を閲覧可能なタウンページWEB版として提供予定です。
そのため、タウンページの重複掲載料は、タウンページWeb版に掲載の全職種が対象となります。タウンページの重複掲載が不要の場合は、NTTタウンページへの問い合わせが必要です。
タウンページに掲載されている番号情報は、NTTタウンページの「iタウンページ」での検索が可能です。「iタウンページ」は2024年秋にリニューアル予定です。
タウンページ冊子版配達の申し込みなどはNTT東・西日本のプレスリリースへ。
紙媒体のタウンページと104が終了する理由として、NTT東日本などは「スマートフォンの普及等に伴い電話番号検索方法が多様化したことで、タウンページへの広告掲載数が減少するとともに、番号案内の利用数も大幅に減少して」いることを挙げています。
かつて、タウンページは、地域の住民や企業との接点となってきましたが、Webの台頭により、相対的に存在感は薄れてきました。地域企業が今後、認知度を高めるには、WebサイトやSNSの情報発信を強めていく必要があります。
まずは、自社サイトの充実を図りましょう。顧客に自社の商品やサービス、企業情報を伝えるための効果的なツールの一つです。また、可能な範囲でSNSを使った情報発信にも取り組みましょう。
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