家庭用プロパンガスやカセットガス関連商品などを手がける岩谷産業は2024年7月19日、子会社のエーテックで、製品を対象にした特定設備検査で、本来であれば高圧ガス保安協会職員が押印する成績書の一部に、エーテック社員が勝手に職員名義の印章を押し、検査成績書に添付されている証明書（ミルシート）を偽造していたと発表しました。7月10日に内部告発があり、調査を進めた結果、発覚したといいます。
エーテックの公式サイトによると、エーテックは1986年設立。本社は兵庫県明石市です。株式の90%を岩谷産業が保有しています。
主な事業として、超低温液化ガス貯蔵・容器、超低温液化ガスタンクローリーの製作や宇宙・防衛関連ガス機器の製作、供給システム、LNGサテライト設備の設計・施工、水素ステーション設備の製作を紹介しています。
エーテックが製造した製品は、高圧ガス保安法で定められた設備の製造者が受けなければならない高圧ガス保安協会による特定設備検査を受ける必要があります。
しかし、今回以下の対象商品で、エーテック社員が勝手に高圧ガス協会職員名義の印章を押し、検査成績書に添付されている証明書（ミルシート）を偽造していたことが発覚しました。
発覚後、岩谷産業は特別調査チームを設置し、原因を調査中です。結果がまとまり次第、速やかに公表する予定です。
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