目次

  1. URL短縮サービスとは メリット・デメリットも
  2. GoogleのURL短縮サービス、終了へ

 URL短縮サービスとは、長いURLを短く変換するサービスです。例えば、Web地図で詳細な地点を示そうとすると、URLは長くなります。URL短縮サービスを使えば、そのURLを短く表示できるようになります。

 利点としては、たとえば、メルマガなどで長すぎるURLにレイアウト崩れを防いだり、予期しない改行による「リンク切れ」を防いだりするのに役立っていました。

 一方で、ユーザーはアクセス先のウェブページを推測できないので警戒されやすい、短縮URLサービスのサーバーを経由するので表示速度が遅くなる、今回のようにサービスが終了するとリンク切れが発生するといった注意点もあります。

 Googleの公式ブログによると、GoogleのURL短縮サービスであるGoogle URL Shortener は、簡単にリンクを共有したり、オンライントラフィックを測定したりする便利な方法として、2009年にリリースしました。

 ちょうどこのころ、旧Twitterの140文字制限にリンクを貼る場合などのニーズを受けて複数のサービスが立ち上がっていました(現在は多くのSNSでURLを短縮する機能を独自に持っています)

 しかし、選択と集中を進めるなかで、2018年4月13日から、匿名ユーザーと今まで短縮リンクを作ったことがないユーザーは、goo.glコンソールから新しい短縮リンクを作れなくなりました。

 すでに作った短縮リンクは意図した宛先にリダイレクトされていましたが、新しく短縮リンクを作りたいユーザー向けには、移行先のFirebase Dynamic Links を使うか、Bitlyや Ow.lyなどの別サービスを推奨していました。

 そして、今回、2024年8月23日以降、短縮URLをクリックすると、サービス終了の告知が表示されるようになり、2025年8月25日にはURLから応答を返されなくなると公表しました。

 これ以降は、404エラーが返されるようになるので、自社サイトなどで短縮URLを使い続けている場合は注意してください。

 ただし、Google アプリ(マップの共有など)で生成されたgoo.glリンクについては引き続き機能すると説明しています。