目次

  1. シャトレーゼとは
  2. ⿑藤寛氏、90歳で死去

 シャトレーゼの公式サイトによると、⿑藤寛氏が20歳のときに、今川焼き風のお菓子「甘太郎」の店舗を山梨県甲府市(旧紅梅町)に出店・創業したのがシャトレーゼのはじまりです。

 1964年、山梨県甲州市(旧勝沼町)に「大和アイス」を設立。 アイスクリーム業界に参入すると共に、後の主力商品となるシュークリームの研究開発が始まりました。その3年後に「大和アイス」と「甘太郎」を合併して「シャトレーゼ」が誕生しました。

 ⿑藤氏は2008年、シャトレーゼ会長に就任。2010年にホテルやゴルフ場、ワイナリーなどグループ事業を統括する持ち株会社シャトレーゼホールディングスを設立。同時に新設分割会社として「シャトレーゼ」を設立しました。

 シャトレーゼは海外店舗数も着実に増やし、2024年1月には国内、海外合わせて合計で1000店舗(国内820店舗、海外180店舗)に到達しました。

 シャトレーゼは、⿑藤氏が2024年8月10日に死去したことを公表しました。90歳でした。シャトレーゼの公式SNSには多くの悼むコメントが相次ぎました。

 通夜および葬儀は近親者のみにて執り行われ、後日「お別れの会」を執り行う予定ですが、日時や場所などの詳細は決まり次第、改めて知らせるとしています。

 シャトレーゼは「故人の死去は私たちにとって大変な損失ですが、会社は創業者の指針である『三喜経営』(お客様に喜ばれる経営、お取引先様に喜ばれる経営、社員に喜ばれる経営の3つ)を引き継ぎ、今後もその精神を引き継いでお客様のご期待に応えてまいります」とコメントしています。