シャトレーゼ創業者の齊藤寛氏が死去 後日「お別れの会」を予定
菓子の製造小売業として国内最大規模の「シャトレーゼ」創業者であり、シャトレーゼホールディングス代表取締役会⻑の⿑藤寛氏が2024年8月10日に死去しました。シャトレーゼが公式サイトで明らかにしました。通夜と葬儀は近親者で執り行われ、後日「お別れの会」を執り行なう予定です。「詳細は決まり次第、改めてお知らせいたします」と伝えています。
菓子の製造小売業として国内最大規模の「シャトレーゼ」創業者であり、シャトレーゼホールディングス代表取締役会⻑の⿑藤寛氏が2024年8月10日に死去しました。シャトレーゼが公式サイトで明らかにしました。通夜と葬儀は近親者で執り行われ、後日「お別れの会」を執り行なう予定です。「詳細は決まり次第、改めてお知らせいたします」と伝えています。
シャトレーゼの公式サイトによると、⿑藤寛氏が20歳のときに、今川焼き風のお菓子「甘太郎」の店舗を山梨県甲府市(旧紅梅町)に出店・創業したのがシャトレーゼのはじまりです。
1964年、山梨県甲州市(旧勝沼町)に「大和アイス」を設立。 アイスクリーム業界に参入すると共に、後の主力商品となるシュークリームの研究開発が始まりました。その3年後に「大和アイス」と「甘太郎」を合併して「シャトレーゼ」が誕生しました。
⿑藤氏は2008年、シャトレーゼ会長に就任。2010年にホテルやゴルフ場、ワイナリーなどグループ事業を統括する持ち株会社シャトレーゼホールディングスを設立。同時に新設分割会社として「シャトレーゼ」を設立しました。
シャトレーゼは海外店舗数も着実に増やし、2024年1月には国内、海外合わせて合計で1000店舗(国内820店舗、海外180店舗)に到達しました。
シャトレーゼは、⿑藤氏が2024年8月10日に死去したことを公表しました。90歳でした。シャトレーゼの公式SNSには多くの悼むコメントが相次ぎました。
通夜および葬儀は近親者のみにて執り行われ、後日「お別れの会」を執り行う予定ですが、日時や場所などの詳細は決まり次第、改めて知らせるとしています。
シャトレーゼは「故人の死去は私たちにとって大変な損失ですが、会社は創業者の指針である『三喜経営』(お客様に喜ばれる経営、お取引先様に喜ばれる経営、社員に喜ばれる経営の3つ)を引き継ぎ、今後もその精神を引き継いでお客様のご期待に応えてまいります」とコメントしています。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。