目次

  1. 7NOW(セブンナウ)とは クイックコマースにニーズ
  2. セブン、宅配ピザ市場に参入 「焼きたて」を訴求
  3. ドーナツにも再び参入 今回は「揚げたて」を訴求
  4. 7NOWは高い? それでも買われる特徴
  5. 「できたて」生かし、外食産業に切り込む
  6. 7NOWの配達員にギグワーカー

 7NOWは、セブン-イレブンのお店の商品をスマホで注文、最短20分で届ける配達/宅配サービスです。

 セブン‐イレブンは「7NOW」を次世代の成長戦略として店舗への導入を進めています。2024年7月時点で約1万2000店舗に推奨しており、2024年度中の全国展開を目指します。

 お届けサービスの導入は、フランチャイズ加盟店の意思に委ねますが、配送は外部の業者が受け持ち、店舗はピッキング作業で済むため、特殊な立地(駅ナカ)を除いて、ほとんどの加盟店が参加するものと見られます。

 サービスの始まりは2017年に北海道の一部エリアでスタートした「セブン-イレブンネットコンビニ」です。当初は最短のお届け時間が注文から2時間以降で、配達時間を1時間ごとに指定できる枠を設けていました。

 そこで明らかになったのは、お客のほとんどが最短時間のお届けを希望したということです。ネットスーパーが計画購入なのに対して、7NOWにお客が期待したのはQコマースであることが鮮明になったのです。

 2022年2月にはサービス名称を「7NOW」に変更。これまで7NOWでは、リアルタイム在庫連携を活用した約3000アイテムの品揃えや、最短20分での配送、ドローンやロボットといった配送手段の実証実験などを経て進化してきました。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。