目次

  1. 技術検定とは 種目別の合格率も紹介
  2. 技術検定の指定試験機関一覧
  3. 技術検定の受検手数料、2025年1月から値上げ

 建設業法に基づく技術検定は、施工技術の向上を図るとともに建設業者の施工する建設工事に従事する技術者の技術的な水準の確保を目的として実施するものです。

 国交省の公式サイトなどによると、技術検定に合格すると、級及び種目の名称を冠する技士補(第一次検定合格)、技士(第二次検定合格)の称号を称することができるほか、1級の合格者は「監理技術者」、2級の合格者は「主任技術者」になることができます。

 建設業法で定める技術検定には以下の7種目の検定があり、2023年度の受験者数と合格者数は以下の通りです。(合格者数/受験者数で表記)

検定種目 1級一次検定 1級二次検定 2級一次検定 2級二次検定
土木施工管理 16,311/32,931 9,060/ 27,304 21,339/43,501 16,583/ 26,507
建築施工管理 10,017/24,078 6,544/14,391 18,537/40,763 6,999/21,859
電気工事施工管理 6,606/16,265 4,527/8,535 5,969/12,587 2,816/6,543
管工事施工管理 5,628/14,990 4,471/7,194  11,062/16,774 8,552/10,385
電気通信工事施工管理 3,108/6,073 2,138/5,783 2,978/4,526 1,290/3,549
造園施工管理 970/2,754 629/1,453 2,338/4,461 1,401/2,676
建設機械施工管理 721/2,397 564/925 3,193/6,939 3,193/4,372

 国交省の公式サイトによると、国土交通大臣の指定した試験機関が実施しています。

検定種目 指定試験機関(問合せ・申込先)
土木施工管理(1級・2級) (一財)全国建設研修センター
建築施工管理(1級・2級) (一財)建設業振興基金
電気工事施工管理(1級・2級) (一財)建設業振興基金
管工事施工管理(1級・2級) (一財)全国建設研修センター
造園施工管理(1級・2級) (一財)全国建設研修センター
建設機械施工管理(1級・2級) (一社)日本建設機械施工協会
電気通信工事施工管理(1級・2級) (一財)全国建設研修センター

 この技術検定の受検手数料が2025年1月1日から値上げされます。国交省の発表資料によると、従来の手数料は以下の通りでした(単位は円)。

検定種目 現行の受検手数料
1級 2級
一次 二次 一次 二次
建設機械 14,700 38,700 14,700 27,100
土木 10,500 10,500 5,250 5,250
建築 10,800 10,800 5,400 5,400
電気工事 13,200 13,200 6,600 6,600
管工事 10,500 10,500 5,250 5,250
電気通信工事 13,000 13,000 6,500 6,500
造園 14,400 14,400 7,200 7,200

 これが2025年1月1日からは次のようになります(単位は円)。

検定種目 2025年1月からの手数料
1級 2級
一次 二次 一次 二次
建設機械 19,700 57,300 19,700 40,800
土木 12,000 12,000 6,000 6,000
建築 12,300 12,300 6,150 6,150
電気工事 15,800 15,800 7,900 7,900
管工事 12,700 12,700 6,350 6,350
電気通信工事 14,300 14,300 7,150 7,150
造園 17,200 17,200 8,600 8,600