目次

  1. クノールブレムゼ商用車システムジャパン(KBSJ)とは
  2. 公取委が指摘した下請法違反の概要

 クノールブレムゼ商用車システムジャパンの公式サイトによると、KBSJはドイツのブレーキシステムを手がける「クノールブレムゼ」の日本法人で、ブレーキシステムとステアリングの統合制御技術など、クノールブレムゼが推進する商用車の高度運転支援・自動運転技術の開発に貢献してきたといいます。

 公取委の公式サイトによると、KBSJは、2023年9月から2024年4月までの間、下請代金の額から「One Time Bonus」などの名目で、下請事業者の責めに帰すべき理由がないのに、下請代金の額を減じていたといいます。減額した金額は、9社で総額6738万6092円に上りました。

 公取委は下請法にもとづいて再発防止などの勧告を出し、KBSJは2025年2月21日、下請事業者に対し、減額した金額分を支払いました。