欧州の車部品メーカーKBSJが下請代金で減額 公取委が下請法違反で勧告

下請代金の額から「One Time Bonus」といった名目で下請代金約6700万円を減じた行為が下請法違反(下請代金の減額の禁止)に該当するとして、公正取引委員会は2025年3月19日、クノールブレムゼ商用車システムジャパン(KBSJ)に対し、勧告したことを明らかにしました。KBSJは下請事業者に対し、減額分を支払ったといいます。
下請代金の額から「One Time Bonus」といった名目で下請代金約6700万円を減じた行為が下請法違反(下請代金の減額の禁止)に該当するとして、公正取引委員会は2025年3月19日、クノールブレムゼ商用車システムジャパン(KBSJ)に対し、勧告したことを明らかにしました。KBSJは下請事業者に対し、減額分を支払ったといいます。
クノールブレムゼ商用車システムジャパンの公式サイトによると、KBSJはドイツのブレーキシステムを手がける「クノールブレムゼ」の日本法人で、ブレーキシステムとステアリングの統合制御技術など、クノールブレムゼが推進する商用車の高度運転支援・自動運転技術の開発に貢献してきたといいます。
公取委の公式サイトによると、KBSJは、2023年9月から2024年4月までの間、下請代金の額から「One Time Bonus」などの名目で、下請事業者の責めに帰すべき理由がないのに、下請代金の額を減じていたといいます。減額した金額は、9社で総額6738万6092円に上りました。
公取委は下請法にもとづいて再発防止などの勧告を出し、KBSJは2025年2月21日、下請事業者に対し、減額した金額分を支払いました。
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