相談内容は事業モデルとブランディング

 事業モデルの明確化やブランディングに関する悩みを解消したいとの思いで、福山ビジネスサポートセンターFuku-Biz(フクビズ)を小畑さんが訪れたのは2017年の4月でした。

 私がフクビズに着任して1カ月目のことでした。話を聞くと、小畑さんは日本に10人もいないクラフトビール審査員の国際ライセンス資格を持ち、年に数回はベルギー、スコットランド、ドイツで開催される国際大会に審査員として参加していました。

 さらに、日本各地の醸造所に技術指導者として招かれ、大学の非常勤講師としてビール醸造学を講義したりするなどその活動は広範囲にわたり、日本のクラフトビール業界にとって、なくてはならない存在であることが分ってきました。

小畑さんの相談風景

思いとこだわりから事業の優先順位を確認

 後進のためのクラフトビールアカデミー、醸造所、ビールの小売と卸売、ブルーイングパブ開業と運営……と小畑さんのやりたいことは実に多岐にわたっていました。

 話を聞くなかで、小畑さんには「ブルーパブの開業を目指す後進を育てたい」という強い思いがあると分かったため、まず「ビール醸造所兼ビール醸造大学の立ち上げ」を提案しました。

 さらに、国際的なビール審査員の資格「マスター・ビアジャッジ」を持つ小畑さんの能力を活かしつつ、地元の人にクラフトビールの楽しさを知ってもらいたい、自分でオリジナルビールを造って販売したいといった思いを具現化するため「ビールの試飲販売所の併設」も提案しました。

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