父に「専務にしてくれ」と頼む

――2011年末に経営合理化を進めた後、後継ぎとしてどのように経営改善に取り組もうとしましたか。

 経営合理化の後、「専務にしてくれ」と社長である父に頼みました。後継者としては異例かもしれませんが、狙いがありました。

――その狙いとは。

 池上鉄工所は当時、地元で70年近く続いていた企業です。経営危機の直前に同業が倒産すると「次は池上鉄工所か」と風評を立てられたこともありました。

 そこで、経営合理化を進めた後の2012年、専務就任の案内状を持って、取引先にあいさつ回りしました。家業に戻ってからは、総務担当で経営合理化を進めていたので、対外的には私の存在は知られていません。後継者として初のお披露目で「責任持って家業を継ぐのでよろしくお願いします」と伝えました。

 覚悟と行動で示すことが大事だと考えているので、専務就任のタイミングは効果的だったと思います。

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