目次

  1. 「勘当する」と言われて家業へ
  2. 社会人経験ゼロで取締役に
  3. 見くびられて従業員に遠慮
  4. コスト削減で初年度に黒字化
  5. 赤字覚悟で積極採用
  6. 教官の人柄をサイトに
  7. SEOが集客の要に
  8. 自動車教習所は成長産業

 鷹ノ台ドライビングスクールは1963年に開業しましたが経営難となり、現社長で小野尾さんの父・光さんが07年に買収しました。

 当初は徹底的な値下げで、利用者数の回復を図りました。ただ、値下げによる減収がサービス低下につながり方針を転換。現在は年間約1500人が入校する人気の教習所になっています。

 その立役者が、現社長の長男で取締役の光平さんです。

鷹ノ台ドライビングスクールは入校者を増やしています

 光平さんは元々通訳にあこがれ、大学院在学中に米国の大手企業から内定を得ました。ところが14年に内定を父に報告すると、「米国に行くなら勘当する」と大反対されました。

 「昨今の後継者不足問題もあり、後継者を外部に対しても事前に決めておくことは最重要課題の一つでもありました。私が進路を決める前から後継者として話が進んでいたのです」

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