【写真特集】おいしい玉子焼きの秘訣は? 作り続けて70年の製造現場
2022年に創業70年を迎える神戸市の「山田製玉部(やまだせいぎょくぶ)」は、お寿司・おせち用の厚焼・卵焼メーカーとして始まりました。おいしい玉子焼きには、鮮度、温度、微妙な焼き加減・火加減、厳格な品質管理が必要です。時代とともに機械が導入されてきましたが、今なお、職人の感覚・技が大切にされています。そんな製造現場をライターの中原美絵子さんが訪れました。
2022年に創業70年を迎える神戸市の「山田製玉部(やまだせいぎょくぶ)」は、お寿司・おせち用の厚焼・卵焼メーカーとして始まりました。おいしい玉子焼きには、鮮度、温度、微妙な焼き加減・火加減、厳格な品質管理が必要です。時代とともに機械が導入されてきましたが、今なお、職人の感覚・技が大切にされています。そんな製造現場をライターの中原美絵子さんが訪れました。
機械が出てきたのは、ふんわりと焼き上がった生地。そのうえに重しを置いて冷ましてから巻いて形をつくります。この重しを置く時間や巻くタイミングで、伊達巻きのできあがりの固さが変わります。
しかし、絶妙なタイミングは、その日の気温や湿度などによって変わります。このタイミングを見極めるのに職人の技が生きています。
山田製玉部は2021年7月に山田勝宏さんが3代目社長に就任しました。主な取引先の寿司店やホテルだったため、コロナ禍で売上は大幅に減少。そんな機会に、山田さんは新たなコラボ商品を生み出しました。
代表例は地元の老舗パン屋「イスズベーカリー」といっしょに生み出した「厚焼き玉子サンド」。そんな商品づくりの過程を、記事「寿司からサンドイッチへ 黒子だった老舗玉子焼きメーカーが気づいた価値」で紹介しています。
山田社長は、従業員との情報共有についても変えました。良いことも悪いことも知らせる。それをきっかけに、従業員から様々なアイデアが生まれるようになっています。そんな様子を記事「ベテラン職人とも得意先とも“対等” 3代目が描く会社の未来」で紹介しています。
山田製玉部の製造現場
冷めてもおいしくするには温度管理と巻き方にコツがある山田製玉部の伊達巻き
山田製玉部でつくっている伊達巻き
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