セキュリティ管理のTrend Micro Apex Centralに脆弱性
トレンドマイクロは2022年3月29日、統合セキュリティ管理製品「Trend Micro Apex Central」と「Trend Micro Apex Central as a Service(Apex One SaaSのApex Central機能部分)」に脆弱性(CVE-2022-26871)が見つかったことを明らかにしました。すでに、この脆弱性を悪用した攻撃が確認されており、至急アップデートが必要です。
トレンドマイクロは2022年3月29日、統合セキュリティ管理製品「Trend Micro Apex Central」と「Trend Micro Apex Central as a Service(Apex One SaaSのApex Central機能部分)」に脆弱性(CVE-2022-26871)が見つかったことを明らかにしました。すでに、この脆弱性を悪用した攻撃が確認されており、至急アップデートが必要です。
Trend Micro Apex Centralとは、トレンドマイクロ製品を一元的に管理することで組織内の状況把握や定型作業の自動化などを実現する統合セキュリティ管理製品です。
今回見つかったのは、ファイルに対する不適切な処理により、任意のファイルがアップロードされてしまう脆弱性です。悪用された場合、リモートから任意のコードが実行される可能性があり、すでに悪用の事実もトレンドマイクロ社が確認しています。
最新バージョンに更新することで脆弱性に対処できます。使用している製品のバージョンが下記の通りになっているかを確認してください。それ以前のバージョンになっている場合はアップデートをしてください。
Trend Micro Apex Central 2019 Patch3(Build 6016)
Trend Micro Apex Central as a Service 2022年3月メンテナンス
最新のバージョンは、トレンドマイクロ社の公式サイトからアップデートしてください。
また、この脆弱性を悪用するには、一般的に攻撃者が脆弱な端末にアクセスできることが必要です。Apex Centralは通常、外部には公開されていないため、アップデートまでの緩和策として、信頼されたネットワークからのみアクセスを許可することで、脆弱性が利用される可能性を軽減することができます。
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