目次

  1. スポーツ一筋で体重120キロに
  2. アメフト観戦で「なんだこれ!」
  3. 団体スポーツと似ていた作業現場
  4. 「チャレンジできる」と婿入り
  5. こだわりの「土作り」を守る覚悟
  6. アメフト経験が農業に生きる
  7. 廃棄ロスを防ぐ「キッチンカー」
  8. 東京で広める「地産地消」

 隆起した胸板、丸太のような上腕。岡田さんが収穫したキャベツやブロッコリーをコンテナに入れて持ち上げると、前腕に太い血管が浮き上がりました。今でこそ、はさみを使って器用に余分な葉っぱを落とす岡田さんですが、子どもの頃は、スポーツ一筋でした。

 「兄の影響で、幼稚園の年少ぐらいから中学3年までサッカーをメインに続けていました。わんぱく相撲や水泳をやったこともあります」

 体はみるみる大きくなり、小学6年のときには身長約170センチ、体重は100キロ近かったと振り返ります。中学卒業時に身長は180センチ近くなり、体重は最大で約120キロにも達しました。

 アメリカンフットボールとの出会いは、中学3年のときでした。当時の教員から勧められ、高校の試合を観戦。観客との距離感が近く、選手同士が激しくぶつかる音に「なんだこれ!」と衝撃を受けました。

 「当時は戦術的なことは分かりませんでしたが、とにかく迫力がありました。ボールを持って、みんなでタッチダウンまで持っていく団体スポーツであるところに惹かれました」

 アメフト部がある高校を探し、東京都町田市の日大三高に進学しました。

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