東京都、中小企業の高付加価値化に向けた食品開発に最大1500万円
東京都中小企業振興公社は、原油や小麦などの価格高騰の影響を受けている都内の中小食料品製造業者などが高付加価値な試作品開発をするときの原材料費や人件費を助成する事業を始めました。事業名は「高付加価値化に向けた食品開発支援事業」。助成上限は1500万円です。対象経費やスケジュールを紹介します。
東京都中小企業振興公社は、原油や小麦などの価格高騰の影響を受けている都内の中小食料品製造業者などが高付加価値な試作品開発をするときの原材料費や人件費を助成する事業を始めました。事業名は「高付加価値化に向けた食品開発支援事業」。助成上限は1500万円です。対象経費やスケジュールを紹介します。
高付加価値化に向けた食品開発支援事業とは、原材料の変更による既存食料品の高付加価値化、または付加価値の高い食料品の開発を助成する事業です。
「付加価値の高い新製品」とは、品質、機能、効用が従来の製品とは異なり市場ニーズに応えるものを指します。
助成対象となるには、次の要件を満たす必要があります。
このほかにも助成事業の実施場所として下記の3つを満たす必要があります。
さらに同一内容・経費で、公社・国・都道府県・区市町村等から助成を受けていないといった条件もあるので、東京都中小企業振興公社の公式サイトの募集要項で確認してください。
2022年4月1日~5月13日に、公社の公式サイトから申請エントリーが必要です。そのうえで5月2~13日に郵送で申請書類の提出が必要です。書類審査・面接審査を経て7月末に助成対象事業者が決まります。
助成対象期間は、2022年8月1日~2023年7月31日(最長1年)です。この助成対象期間内に試作品を完成させる必要があります。
助成限度額は1500万円で、助成率は4/5以内です。
助成対象経費は、大きく分けると、開発費と試作品広報費があります。それぞれに細かいな注意点がありますので募集要項を見ながら対象経費になるかを確認してください。
対象外となる経費の例として、次のような項目が挙げられています。
採択されるためには、まず書類できちんと要件を満たしているかを確認してください。そのうえで、審査ポイントとして次のような項目が挙げられています。
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