【8月10日は何の日】19年前、沖縄のモノレール「ゆいレール」運行開始
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
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19年前の2003年8月10日、沖縄都市モノレールが運営する「ゆいレール」の運行が始まりました。
全国で唯一鉄道がなかった沖縄県で、戦後初の軌道系交通機関となりました。
那覇市の那覇空港駅から、観光名所の首里城に近い首里駅までの15駅(約13キロ)を27分で結びます。
2000年6月15日付朝日新聞朝刊(西部本社版)によると、車体は銀色を基調に、首里城の朱塗りの赤の線がシンボルカラー。
窓ガラスは強い日差しを和らげるモスグリーンの熱線九州ガラスを使っています。
「ゆいレール」は、「助け合い」を意味する「ゆいまーる」という沖縄の方言と、モノレールが人と人を結ぶというイメージから名付けられました。
ゆいレールの運行が始まった翌日の朝日新聞夕刊(西部本社版)によると、運行初日は約6万1800人が利用。
夜には、ほぼ満員の車両が軌道上で自動停止し、約1時間立ち往生したというトラブルの様子を伝えました。
運行開始から3年が経った当時の朝日新聞では、ゆいレールについて
県内唯一の軌道系交通機関として県民の足に定着。那覇空港に直結した使いやすさが観光客にも好評
2006年8月11日付朝日新聞夕刊(西部本社版)
とし、1日あたりの平均乗客数(2005年度)は約3万6000人で当初の予測を約2000人以上上回ったことを伝えています。
ゆいレールは2019年10月1日、首里駅から浦添市の「てだこ浦西駅」まで約4キロ延伸されました。
運行が始まって以来、観光客の増加も重なって、ゆいレールでは慢性的な混雑が続いていました。
そのため、沖縄都市モノレールは2019年、2両編成から3両編成に増やす方針を決めています。
一部3両編成の営業運転開始は、2023年ごろと見込まれています。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年8月10日に公開した記事を転載しました)
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