【7月3日は何の日】71年前、日本で初めてソフトクリームを販売
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
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71年前の1951年7月3日、東京・明治神宮外苑で開かれたアメリカ軍のイベントで、コーンカップに盛られたソフトクリームが販売されました。
日本でソフトクリームが一般に販売されたのは、これが最初と言われています。
この年、ソフトクリームの総合メーカー「日世(にっせい)」(大阪府)が、大阪・梅田の喫茶パーラーでソフトクリームの販売を始めました。
アイスキャンディーとは異なるなめらかな舌触りや、容器のコーンもサクサク食べられるという物珍しさが人気を呼び、子どもたちからお年寄りまで多くの人に親しまれたそうです。
その後、カフェやコンビニ、みやげ物店など、さまざまな場所で売られるようになりました。
《ソフトクリーム大流行の波にのって、今や例のトンガリ型の容器、コーンカップも大増産》
1955年の朝日新聞には、こんな記事も掲載されました。
「ソフトクリームの日」が制定されたのは1990年のこと。
菓子メーカーなどでつくる日本ソフトクリーム協議会が、1951年にアメリカ軍のイベントでソフトクリームが売られたことにちなんで決めました。
ソフトクリームはアメリカ発祥ですが、「ソフトクリーム」という言葉は和製英語です。
英語では、やわらかいアイスを意味する「ソフトサーブアイスクリーム」(soft-serve ice cream)と呼ばれるのが一般的です。
そもそも、ソフトクリームのルーツは4000年前の中国とも伝わります。
原料の牛乳は昔からとても貴重で、長時間煮た牛乳を雪で冷やし、やわらかく固めたものだったそうです。
現在のシャーベットに近い食感だったと言われています。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年7月3日に公開した記事を転載しました)
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