【7月2日は何の日】42年前、「うどんの日」に制定
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
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7月2日は「うどんの日」です。
42年前の1980年(昭和55年)、香川県の「本場さぬきうどん協同組合」が定めました。
なぜ、7月2日なのでしょうか?
香川でうどんをよく食べるのは、年越しと半夏生(はんげしょう)の頃といいます。
国語辞典によると、半夏生は七十二候のひとつで、夏至から11日目にあたる日。
この時期、小麦の収穫や田植えなど農作業を手伝ってくれた人たちに、お礼としてうどんを振る舞う風習が香川にあったそうです。
地元のうどんをPRするイベントなどは、年末は何かと忙しいので、半夏生の頃が良い――。
うどん店や製麺会社などでつくる組合には、そうした思いがあったようです。
また、暑い夏は冷たいそうめんに押され、うどんの消費が落ち込むとも言われる季節。
夏場のうどんの需要を増やしたいという狙いもあったそうです。
ちなみに、料理研究家や食品メーカーなどでつくる団体が定めた「カレーうどんの日」は8月2日。
これは、6月2日が「カレー記念日」で、7月2日が「うどんの日」。だったら、8月2日は「カレーうどんの日」――ということのようです。
カレー記念日は、江戸時代末期の1859年(安政6年)6月2日に横浜港が開港した日にちなみます。
必ずしもその日にカレーが日本にもたらされたわけではないのですが、開港の記念日と同じ日にしたことで、広く知られるようになりました。
最後に、うどんの“ライバル”のそうめんにも、「そうめんの日」があります。
それは、7月7日。
平安時代、宮中で七夕にそうめんを供えたことにちなむそうです。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年7月2日に公開した記事を転載しました)
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