7月2日は「うどんの日」です。

42年前の1980年(昭和55年)、香川県の「本場さぬきうどん協同組合」が定めました。

 

なぜ、7月2日なのでしょうか?

香川でうどんをよく食べるのは、年越しと半夏生(はんげしょう)の頃といいます。

国語辞典によると、半夏生は七十二候のひとつで、夏至から11日目にあたる日。

この時期、小麦の収穫や田植えなど農作業を手伝ってくれた人たちに、お礼としてうどんを振る舞う風習が香川にあったそうです。

「うどんの日」の献麺式を伝える2014年7月3日付朝日新聞朝刊(大阪本社版)

地元のうどんをPRするイベントなどは、年末は何かと忙しいので、半夏生の頃が良い――。

うどん店や製麺会社などでつくる組合には、そうした思いがあったようです。

「うどんの日」の献麺式の様子=2007年7月2日、高知県高松市、朝日新聞社

また、暑い夏は冷たいそうめんに押され、うどんの消費が落ち込むとも言われる季節。

夏場のうどんの需要を増やしたいという狙いもあったそうです。

 

ちなみに、料理研究家や食品メーカーなどでつくる団体が定めた「カレーうどんの日」は8月2日。

これは、6月2日が「カレー記念日」で、7月2日が「うどんの日」。だったら、8月2日は「カレーうどんの日」――ということのようです。

カレー記念日は、江戸時代末期の1859年(安政6年)6月2日に横浜港が開港した日にちなみます。

必ずしもその日にカレーが日本にもたらされたわけではないのですが、開港の記念日と同じ日にしたことで、広く知られるようになりました。

 

最後に、うどんの“ライバル”のそうめんにも、「そうめんの日」があります。

それは、7月7日。

平安時代、宮中で七夕にそうめんを供えたことにちなむそうです。

 

(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年7月2日に公開した記事を転載しました)