61年前の19614月12日旧ソビエト連邦(現在のロシア)がユーリ・ガガーリン少佐(1934~1968)を乗せた宇宙船「ボストーク1号」の打ち上げに成功しました。 

 

大気圏外で地球を1周し、無事帰還。

人類史上初となった有人宇宙飛行は、打ち上げから帰還まで108分間でし  

人類初の宇宙飛行について日本国内の反応などを伝える1961年4月13日付朝日新聞朝刊(東京本社版)

翌日の朝日新聞は1面トップでこのニュースを大きく報道。 

日本国内やアメリカなど諸外国の反応も、複数のページを使って伝えました。

打ち上げ直前のガガーリン少佐

ガガーリンは当時27歳

空軍のパイロットを経て宇宙飛行士に選ばれた少佐でした 

帰還後、宇宙からの眺めについて「空は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた。地上はよく見えたと述べました。 

  

日本ではのちに「地球は青かった」という言葉で広く知られるようになり人類の名言の一つとして語り継がれています

ガガーリン少佐=1962年5月22日、東京・高輪、朝日新聞社

ガガーリンはその後、世界各国を親善訪問し、19625月には日本を訪れました。 

しかし19683空軍機で訓練飛行中に墜落し、34の若さで亡くなりました。

ガガーリン夫妻の来日を伝える1962年5月21日付朝日新聞夕刊(東京本社版)

2020年11月アメリカスペースXが開発した新型宇宙船クルードラゴン」が打ち上げられました。

国際宇宙ステーション(ISS)まで往復する初の民間宇宙船です。 

日本の宇宙飛行士、野口聡一さん55搭乗してISSに到着。

半年間の活動を続けています。 

 

人類初の宇宙飛行から60年余り。

民間の宇宙宇宙を行き来する時代になりました 

 

(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年4月12日に公開した記事を転載しました)