目次

  1. 急ピッチで作った通販サイト
  2. 濃厚な内容のファンブック
  3. 「ぼたトッツォ」を作った理由
  4. 「日本の資さん」を目指して
  5. 強くてしなやかな組織に

 2020年からのコロナ禍による影響は、資さんうどんも例外ではありませんでした。

 店舗の3分の2は24時間営業でしたが、時短営業を余儀なくされ、密を避けるために座席数を減らしたことなどもあり売り上げにも影響がありました。「それでも緊急事態宣言が明けるとお客様が戻ってきます。浮き沈みの激しさを感じた2年でした」

 そんな状況下でも、佐藤さんたち資さんチームはすぐに行動を起こしました。テイクアウトのニーズの高まりを受け、持ち帰り容器の見直しや専用メニューの開発、宅配サービスを新たに始めました。

 緊急事態宣言が出た20年4月には、急ピッチで通販サイト「資さんストア」も立ち上げました。

 「資さんうどんを食べることが北九州の実家に帰った時の楽しみだったけど、帰省ができず悲しいというお客様の声に応えるべく、複数部署横断のプロジェクトメンバーによる約1カ月の突貫工事で通販サイトを立ち上げ、何とか大型連休に間に合わせました」

コロナ禍で立ち上げた「資さんストア」

 「資さんストア」では、定番の肉うどんやぼた餅から、メッセージカードや保冷バッグを付けた「母の日ギフト」など、シーズンに合わせたキャンペーン商品も展開しています。

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