目次

  1. 地域貢献につながる新規事業を模索
  2. 「社名が原因で林業関係の問い合わせが……」
  3. 新サービス検討へ 地域課題と自社の強みを整理
  4. メディアも注目 新サービスに依頼殺到
  5. 当たり前にやっている仕事の中に新たなビジネスの種

 売木林業は、長野県売木村の製材を使用した高級住宅を建築する会社として、2004年に創業し、その後、建物の解体工事業を請け負うようになりました。現在では、この解体工事業を中心に事業を展開しています。

 この売木林業の坂下祐生さんがHimi-Bizに相談に訪れたのは、2020年9月のことでした。地域貢献にもつながり、本業の売上向上にもつながる新規事業を検討したいという内容でした。

ヒミビズで相談をする売木林業の坂下さん

 売木林業のセールスポイントを確認するために、坂下さんとこれまで会社に寄せられている問い合わせ内容について意見交換しました。

 その中で坂下さんから、「弊社の名前に林業という言葉が入っているので、林業の会社だと勘違いをしたお客様から、屋敷林の伐採に関する相談があるんです」という話がありました。

 屋敷林とは、強風が発生する地域で風よけをすることを目的に住居周りに植えられた木々のことで、富山県ではフェーン現象による強風対策や、住居の修繕を目的に、屋敷林を育てている住居が多いのが特徴です。

 一方で、屋敷林は枝打ちなど手入れが必要です。核家族化や少子高齢化の影響により放置されるケースが増えており、屋敷林の伐採は地域課題にもなっています。坂下さんの会社にも、十分に管理ができずに困っているという人から屋敷林の伐採に関する相談が入っているということでした。そこで、坂下さんにどう対応しているのか尋ねました。

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