目次

  1. 海外生活で培った経営者としてのバランス感覚
  2. 若手時代から変わらないこと。すべて「教科書」どおりにやってきた
    1. アイスホッケーで学んだ基礎の大切さ
    2. 経営でも大事なのは「基礎」 
    3. 影響を受けた「師匠」
  3. 常に最高の状態を保つため、ストレスをできるだけ少なくする
  4. やり続ければ、失敗ではない
    1. 若手が読んでおいたほうがよい教科書 
  5. 自分を星野リゾートのサービスに例えるなら......
    1. 自分の感性をぜひ磨いて
星野リゾート提供

――若手時代に経験して、現在の仕事に特に生きていると思える経験は何でしょうか。

やはり海外での生活経験というのはすごく大事だったと思っています。海外で生活したことで、世界にはジェンダーや人種などの色々な価値観があるということを、感覚的に理解することができたと思っています。海外で生活して色々なグループに入って、色々な経験をする。自分がマイノリティーになった経験は、私が経営者としてバランス感覚を持つ意味で非常に重要でした。

オンラインだけだと理解できないことが世界にはあります。旅をして、生活してみて、行ってみて、肌で感じて初めてわかることがあると思います。経営者としてバランスを取るうえで、重要な要素があるのではないかと。いまの若い人たちにはもっともっと海外に出てほしいなと思っています。

――具体的にマイノリティーの立場を肌で感じた場面はどういったときでしょうか。

例えば海外の人から見て、日本をそういう目で見ていたんだ、ということに気づくことが多かったです。私たちが思っているほど日本というのは彼らに認知されていない。はっきり言ってあまり意識されないという事は30年以上前ですが留学時代に感じました。

当時、「東京というのは中国のどの辺にあるんだ」と聞かれたことがあり、日本が理解されてなかったときの衝撃がありました。同級生にアジアの地図を見せて、「この島の中で日本はどこ?」と聞いて答えられた人は少なかったと思います。日本のことを世界中の人が関心を持ってくれていると思うのは大間違いで、「日本の常識は世界の非常識」である場合があると身をもって知りました。

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