Windowsに「緊急」含む脆弱性 5月セキュリティ更新で対応
マイクロソフト(Microsoft)は2022年5月11日(日本時間)、マイクロソフト製品に関する脆弱性の修正プログラム(月例)を公表しました。すでに悪用されている脆弱性への対応もあるため、「早急に更新プログラムの適用を行ってください」と呼びかけています。
マイクロソフト(Microsoft)は2022年5月11日(日本時間)、マイクロソフト製品に関する脆弱性の修正プログラム(月例)を公表しました。すでに悪用されている脆弱性への対応もあるため、「早急に更新プログラムの適用を行ってください」と呼びかけています。
今回のアップデートには、マイクロソフトが最大深刻度を「緊急」となる脆弱性が7件含まれています。共通脆弱性識別子「CVE-2022-26923」「CVE-2022-26937」などリモートでコード実行されたり、システムを利用する権限を持たない悪意のあるユーザーに一時的に利用権限を与えてしまったりするおそれがあります。
これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンを制御されたりする被害が出るおそれがあります。
このほかにも以下のようにマイクロソフトが「悪用の事実を確認済み」と公表している脆弱性があります。今後被害が拡大するおそれがあります。
CVE-2022-26925とは、Windows LSA(ローカルセキュリティ機関)のなりすましの脆弱性です。マイクロソフトによると、LSAは、ユーザーの資格情報を管理しているセキュリティのサブシステムのことです。
深刻度は「緊急」より一段階下の「重要」ですが、セキュリティ更新プログラムの公開よりも前に、脆弱性の情報が一般に公開されていたゼロデイ脆弱性のため、注意が必要です。
脆弱性の解消には、Windows Updateセキュリティアップデートをしてください。Windows Updateのよくある質問はこちら。
次回のセキュリティプログラムの更新は、日本時間で2022年6月14日を予定しています。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。