経営トップがやるべき行動は

 2代目お坊ちゃん社長の会は、新型コロナウイルスまっただ中の2020年5月に立ち上がりました。後継ぎ経営者らが集い、月1回オンラインで、ビジョン経営に関する勉強会を重ねています。

 代表理事の田澤孝雄さんは、不動産業やガソリンスタンド運営などを手掛ける父親の2代目として大手企業の弁理士から転身。現在は東京都多摩市の自動車整備工場「京南オートサービス」の社長を務めています。

 今回のイベントでは冒頭に、田澤さんが社員教育をテーマに基調講演を行いました。田澤さんは「大企業はリカレント教育が盛んですが、リソースが限られる中小企業ではいつもの業務に携わる社員から出てくるアイデアにこそ組織革新の正体があります。トップ層が思いつかない発想で仕事が進んでいきます」と説きます。

 アフターコロナを見据え、セルフマネジメントができる社員を育てるために、経営トップは何をするべきか。田澤さんは京南オートサービスでDX人材を育てたプロセスなどを紹介しながら、経営者がやってはいけない三つのこと、自身が社員教育のために実践している二つの取り組みについて詳しく話しました。

 イベントでは田澤さんの講演の後、ツギノジダイで取り上げた中小企業の社員教育の事例を紹介。その後、2グループに分かれてZoomのブレークアウトルームを開催し、参加者の皆さんが各社の社員教育の事例や悩みについて活発な意見交換をしました。

 ツギノジダイ会員限定(無料)のアーカイブ動画では、田澤さんの講演全編とツギノジダイで取り上げた社員教育の事例記事の紹介、ブレークアウトルーム終了後のクロージングの模様がご覧になれます(※ブレークアウトルームは非公開になります)。社員教育のあり方を考えるヒントにしていただければ幸いです。

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