八重洲ブックセンター本店、2023年3月にエリアの再開発で営業終了へ
JR東京駅八重洲口近くにある書店「八重洲ブックセンター本店」(東京都中央区八重洲2-5-1)が2023年3月、周辺エリアの再開発のため、営業をいったん終了します。将来的には、同じエリアに建設予定の大規模複合ビルへの出店を計画しているといいます。
JR東京駅八重洲口近くにある書店「八重洲ブックセンター本店」(東京都中央区八重洲2-5-1)が2023年3月、周辺エリアの再開発のため、営業をいったん終了します。将来的には、同じエリアに建設予定の大規模複合ビルへの出店を計画しているといいます。
八重洲ブックセンターは、ゼネコンの鹿島が1978年9月18日、旧本社跡地に在庫100万冊で、当時国内最大の書店として開店しました。地下1階、地上8階まであり、大型書店の先駆けとなった存在でもありました。
2016年には出版取次大手トーハンが、発行済株式の49.0%を鹿島から取得し、代表取締役をトーハンより派遣し運営しています。
八重洲ブックセンターは2022年9月9日、エリアの再開発により、JR東京駅八重洲口近くにある本店の営業をいったん終了し、再開発事業で2028年度建物竣工予定の超高層大規模複合ビルへの将来的な出店を計画することを発表しました。
本部事務所は2023年初めに移転を予定しているといいますが、新店舗オープンまでの仮店舗についてはまだ公表されていません。本店の営業終了後も、ほかの店舗は営業を継続します。
2022年も9月17日~30日に恒例の八重洲ブックセンター創業祭が開催されます。いまの本店では最後の創業祭となります。
八重洲ブックセンターなどを含む再開発エリアには、地上43階・地下3階・高さ約226mの高層ビルが建てられる予定です。東京都が2021年10月に、都市再開発法の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を認可しています。高層ビルは2024年度工事着手、2028年度建物竣工の予定です。
事務所、店舗、劇場、居住・滞在施設(サービスアパートメント)、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場などの用途が計画されています。
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