目次

  1. 社員に任せた改善提案
  2. コロナ禍で社員全員に書いた手紙
  3. テイクアウトも自販機も
  4. 異色のチェーン戦略を立てる理由
  5. 家庭料理のように食べられる
  6. ローカルチェーンが生き残るには
  7. エリアごとに裁量を与える
  8. 長寿企業として世界のモデルに

 大石さんは1990年代後半に20代で家業に戻ってから、評価制度や経営理念の立ち上げや浸透などの組織改革を進めました(前編参照)。獅子奮迅の働きでしたが、当時を振り返ると猛烈に忙しかったそうです。

 「厨房機器の故障、お客さんとのトラブル、物が無かったら・・・といった具合に、各店舗の問題解決を全部自分で引き受けていました。いつの間にか、仕事の問題点があれば僕に連絡が来るようになっていたのです」

 大石さんは問題解決のために、長野県に点在する店舗間を移動しているだけで1日が終わることも多く、負担になっていました。

 そして社員に提言しました。

 「問題だけを(大石さんに)言うのではなく、解決策や改善の方法、そこに至るまでのプランを持ってきてほしいとお願いしたところ、やっと楽になりました。現場が改善策を考え、それが楽しいと思える人がどんどん増えていきました。これは専務や常務の理解や働きかけによるところも大きいですが、今となっては社員には感謝しかないです」

 社内の空気は、以前とは考えられないくらい変わったといいます。

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