アンケートが従業員の意識啓発に

 健全な企業運営のためにハラスメント対策を進めるには、まずコンプライアンス研修などでハラスメントに該当する行為を周知し、予防に努めることが大切です。

 実態を把握する上で有効なのは、アンケートです。アンケートは聞き取り調査などと異なり、比較的簡単に実施することができる利点があるほか、被害者が声を上げられないような潜在的なハラスメントも把握できます。

 また、ハラスメントに該当する行為に関するアンケートは、従業員の意識を高めることにもつながります。全社的に実施すれば、会社側がハラスメントにきちんと対応しようとしている姿勢を示すことにもなり、結果的にハラスメントに対する抑止力となることも期待できます。

 今回、ツギノジダイでは実態把握や意識啓発のために、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティーハラスメント、ワーク・ライフ・バランスに関するアンケートのテンプレートをそれぞれ用意しました。

セクシュアルハラスメントに関するアンケートのテンプレートのイメージ。文面だけでなく、右枠のコメント欄では伊東さんの解説が入っています

 作成したのは、人事・労務ビジネスフォーム全書(日本法令)などの執筆を行っている社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー事務所オフィスビサイドの伊東文子さんです。テンプレートでは使用上の注意点などについて、伊東さんの解説を加えています。

 ツギノジダイ会員に無料登録すれば、テンプレートを無料ダウンロードできます(編集協力・熊野雅恵)。

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