目次

  1. 赤字でなくても廃業を決意
  2. 少子高齢化に直面する八戸市 人手不足が深刻な飲食店
  3. シフト当日に音信不通になる店員も
  4. 心休まらぬ集客・シフト管理・トラブル対応
  5. 人口減少、地方の飲食業の事業継続が困難に
  6. 人口減少地域では圏域外からの収入が必要
  7. 情報格差縮まっても止まらぬ人口流出

 飲食店は10年間で9割以上が廃業すると言われています。ドラゴンラーメンは残念ながら2年1ヵ月で閉店しました。

 近所に開店した飲食店があっという間につぶれてしまったことはありませんか。小規模飲食店は運転資金が十分にないため、客足が伸びなければすぐに資金がなくなり、続けられなくなります。

 2年強の間、売上は100万円前後を行ったり来たりする月が続き、赤字になることはほぼありませんでしたが、利益もあまり残りませんでした。それでも、徐々にリピーターを増やし続け、最後には行列が毎日できる店になりました。

ドラゴンラーメンへの入店待ちの行列

 しかし、飲食店の経営は、本当に大変です。毎月安定した収入を得られることはありません。

 雨が降るなどの理由で来客が前日の半分になることもあります。難しいのは、天候が悪いなど、来客が少なそうな日でも、通常と変わらない人数が来ることもあることです。

 せっかく足を運んだのに品切れになっていると、悪い印象を与えてしまい、リピーターを失う可能性があります。そのため、多めに食材を用意することになりますが、来客が少なければ腐ってしまい、損失が出ます。

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