目次

  1. 22~26日に予想される雪の見通し
  2. 車の運転では冬タイヤ・チェーンの携行呼びかけ
  3. 19~20日にも新潟で立ち往生 悪質な場合は「行政処分の対象」

 気象庁によると、22日から26日ごろにかけて、日本の上空に強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となります。強い寒気は西日本にも流れ込み、また寒気の動きが遅いため、北日本から西日本の日本海側を中心に、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる見込みです。

 西日本では、日本海側の平地や太平洋側の山地で大雪となるところがあります。東日本太平洋側でも東海地方など風の吹き抜ける地域では、積雪の可能性があります。

 気象庁は24時間降雪量は、多いところで次のように予想しています。

地域 23日12時まで 24日12時まで
東北 20~40cm 40~60cm
関東甲信越 20~40cm
北陸 50~70cm 50~70cm
東海 30~50cm 70~90cm
中国 40~60cm 40~60cm
四国 10~20cm 20~40cm
九州北部 20~40cm 20~40cm

 22日から24日ごろまでを中心に、北日本から西日本の日本海側を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなります。低気圧が北海道に近い位置で発達し動きが遅くなるため、北日本では太平洋側を含めて非常に強い風が吹くと予想されています。

 雪の状況次第で、広範囲での通行止めなども予想されます。国交省は大雪の場合は不要不急の外出を控えるよう呼びかけ、やむを得ず自動車を運転する場合は、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂など冬用装備を携行するよう促しています。

 12月17日からの福島県や山形県、新潟県などでの大雪でも車の立ち往生が発生しました。

 新潟県柏崎市の国道8号では、車両の立ち往生が断続的に起き、19日昼ごろから22.5kmが通行止めとなり、全面解除まで約38時間かかりました。新潟県見附市から長岡市の国道8、17号でも20日未明から32.7kmが通行止めとなり、全面解除まで約29時間かかりました。

 過去の立ち往生では、大型車の立ち往生が主な原因となっているとして、国交省は、運送会社に対し、安全確保のための措置を呼びかけ、悪質な立ち往生が発生した場合は「監査で事実関係を確認したうえで、講じた措置が不十分と判断されれば、行政処分の対象となります」と説明しています。