目次

  1. ECサイトのサイバー被害額
  2. ECサイトのサイバー被害の原因
  3. サイバー被害後はサイト閉鎖や売り上げダウンも
  4. ECサイトを構築し、運営する経営者が実行すべき7項目
    1. 新規にECサイトを構築する場合に実施すべき取組
    2. ECサイトを運営中の場合に実施すべき取組

 日本クレジット協会によると、2021年の国内発行クレジットカードの年間不正利用被害総額は約330億円。2016年よりも2倍以上に増えています。

 2021年の年間不正利用被害総額のうち、94%はクレジットカード番号盗用による被害で、ECサイトへのサイバー攻撃などによりサイバー攻撃者が入手したクレジットカード情報が不正利用されています。

 個人情報保護委員会が実施した「ECサイトへの不正アクセスに関する実態調査」(従業者数500人以下の44社を対象とした場合の集計結果)によると、ECサイトの閉鎖期間における売上高の平均損失額は約5700万円に上るといいます。

 これとは別に、IPAの調査では、事故対応費用の平均額は約2400万円に上ったといいます。約3000件の顧客情報が漏洩した企業の事故対応費用の例です。

カードの不正利用被害補償額・再発行手数料……250万円
フォレンジック調査費用……170万円
コールセンター設置費用……75万円
DM発送費用……25万円
その他費用……80万円
合計……600万円

 約1万件の顧客情報が漏洩した企業の事故対応費用の例です。

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