中小企業も使える技術情報管理の自己チェックリスト、経済産業省が公開
技術情報管理自己チェックリストとは、経済産業省によると、技術情報管理認証制度の基準をもとに、事業者が情報セキュリティ対策の状況を自ら確認し、必要な対策を把握するためのツールです。中小企業などが共同研究を進める上で欠かせない技術情報流出防止策を考えるうえで役に立つと説明しています。
技術情報管理自己チェックリストとは、経済産業省によると、技術情報管理認証制度の基準をもとに、事業者が情報セキュリティ対策の状況を自ら確認し、必要な対策を把握するためのツールです。中小企業などが共同研究を進める上で欠かせない技術情報流出防止策を考えるうえで役に立つと説明しています。
経産省によると、共同研究などオープンイノベーションを進める上で、技術情報流出防止策が課題になっています。しかし、経産省の「平成30年度企業における情報の取扱い等の現状等に関する実態調査」によれば、技術が流出したと考えられる事例の流出経路として「取引先による流出」が過半数を占めているといいます。
そこで、経産省は、事業者の情報セキュリティ対策の指標として利用されている国の認証制度「技術情報管理認証」をもとにしたチェックリストを公開しました。以下のような企業での活用を想定しており、中小企業や情報セキュリティの専属担当者がいない事業者でも利用できます。
経済産業省の公式サイトからファイルをダウンロードし、自社の対応状況を確認しながら各チェック項目を選択すると採点され、取り組みが進んでいる対策分野、遅れている対策分野がレーダーチャートで表示されます。
チェックリストは、情報セキュリティに必要な対策を8つの分野に分けてます。
さらに、チェックリストの項目は、情報漏えいを防ぐための基礎的な確認事項であるファーストステップ (経営の視点)と情報の漏えいを防ぐための具体的な対策であるセカンドステップ (実務の視点)に分かれています。
ファーストステップ (経営の視点)で確認しているのは、次の項目です。
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