人材確保等支援助成金(テレワークコース)、2023年度の変更点を紹介
人材確保等支援助成金(テレワークコース)とは、テレワークを導入・実施することで、労働者の人材確保や雇用管理改善などの観点から効果をあげた中小企業の事業主を助成する制度です。毎年度、要件改正があり、2023年度の変更点を中心に紹介します。
人材確保等支援助成金(テレワークコース)とは、テレワークを導入・実施することで、労働者の人材確保や雇用管理改善などの観点から効果をあげた中小企業の事業主を助成する制度です。毎年度、要件改正があり、2023年度の変更点を中心に紹介します。
目次
人材確保等支援助成金とは、人材確保や人材育成につながるよう事業主や事業協同組合などが活用できる厚生労働省の助成金です。
複数のコースがあり、テレワークコースは2021年度に新設されました。以下の取り組みにかかった費用が支給対象となります。
人材確保等支援助成金(テレワークコース)は毎年度、要件が改定されています。
テレワーク用端末(PC、タブレット、スマートフォン)のレンタル・リース費用が助成対象となりました。ただし、対象となる経費は最大6ヵ月分、合計77万円までです。
また、賃金要件(賃上げ加算)を満たした場合、目標達成助成の助成率を割り増しして支給します。一方で、生産性要件は廃止しました。
助成金の利用の要件として、事業主に対し、全労働者に向けて「企業トップからのメッセージ発信・社内呼びかけ」や「事例収集及び社内周知」が必要となりました。
テレワーク勤務を、新規に導入する事業主のほか、試行的に導入している、または試行的に導入していた事業主も対象となりました。
このほか、以下のテレワーク用サービス利用料も助成対象となりました(対象となる経費は初期費用が税抜き5万円、利用料合計は税抜き35万円まで)
助成金の主な受給要件は以下の通りです。
機器等導入助成と目標達成助成において、下表のとおり支給されます。
1企業あたり、支給対象となる経費の30%。ただし、以下のいずれか低い方の金額を上限となります。
1企業あたり、支給対象となる経費の20%(賃金要件を満たす場合は35%)ただし以下のいずれか低い方の金額を上限となります。
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