目次

  1. じゃんけん大会も経営指標の公開も
  2. パート社員の応募倍率が60倍に
  3. 公務員や作曲家も入社
  4. 本音が聴ける音声番組も人気に
  5. 「5つ星」を目指しマークを制作
  6. 町工場のネットワークを広げる
  7. 「アトをついでないアトツギ」
  8. 社長の公募を始めた理由

 角野さんは大阪府河内長野市の金属加工を営む町工場の3代目として生まれ、25歳で家業に入った後、30歳で日本ツクリダスを創業し、独立しました。同社でも金属加工業をメインにしつつ、同じような小規模の町工場の生産工程が属人化している課題を解決しようと、生産管理システム「エムネットくらうど」を開発し、第2の柱に育て上げました。

 エムネットくらうどを自社で導入した結果、働き方の効率化が進み、完全週休2日制を実現するなど、「働きやすい町工場」としての取り組みも進めています(前編参照)。

 日本ツクリダスでは毎朝、工場や事務所の清掃を行った後、朝礼で従業員全員によるジャンケン大会を行っています。部署ごとのチーム戦で、1週間の勝負で一番負けた部署は翌週のゴミ当番をするというルールです。シンプルなだけに、毎回大盛り上がりだそうです。

毎朝の朝礼で行われているじゃんけん大会(23年6月、日本ツクリダス提供)

 角野さんは「創業のころから続けている『アイスブレーク』です。仕事は1日で最も長い時間を費やしているわけで、どうせなら楽しみながら笑いながら仕事したいやないですか」といいます。

 「暗い」イメージの町工場だからこそ、職場の雰囲気を明るくしたい――。そんな思いを創業当初から抱いていた角野さんは、オープンな社風づくりにも力を入れています。

 日本ツクリダスでは、業績や財務状況などの経営指標をグーグルサイト上に全て公開し、社員に貸与されているパソコンからいつでも見られるようにしています。個々の給与と賞与の額は公開していませんが、人件費や賞与の原資は知ることができます。

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