オススメの1冊『日本のコピー ベスト500』
創業117年の缶メーカー「側島製罐」(愛知県大治町)の石川貴也さんがオススメしているのが『日本のコピー ベスト500』(著者:安藤隆ほか、発行:宣伝会議)です。この本を読んだ石川さんは「言葉を追求するのは、自分の思いを正しく伝えて生きていく上でとても大切なことなんじゃないか」と感じています。
創業117年の缶メーカー「側島製罐」(愛知県大治町)の石川貴也さんがオススメしているのが『日本のコピー ベスト500』(著者:安藤隆ほか、発行:宣伝会議)です。この本を読んだ石川さんは「言葉を追求するのは、自分の思いを正しく伝えて生きていく上でとても大切なことなんじゃないか」と感じています。
愛知県出身。2011年に日本政策金融公庫に入庫、事業企画部、内閣官房への出向などキャリアを進める。2020年4月に実父が経営する側島製罐に入社。売上大幅減少、大幅赤字という苦境に立たされているところからスタートし、経営理念の刷新、広報活動、ブランディング等を通じた組織の立て直しを行っている。2023年4月に代表取締役に就任。現在は、会社を”コミュニティ”と定義し、自律分散型組織を目指して経営をしている。
日本で生まれたコピーの500選が紹介されている1冊です。誰もが聞いたことがあるような企業広告のフレーズについて、コピーライターたちが論評しています。これを読むと、コピーライティングとはどんなことをする仕事なのか、というのが見えてくると思います。
言葉だけはこの国で生まれ育った全ての人に平等に与えられているものだと思っています。
デザイン経営という言葉に不安を煽られ、僕みたいな絵も描けないし音も奏でられない人間は無力感に苛まれることもあります。
でも、まずは一番身近な言葉のデザインを意識して聞いたり生み出したりすることで、クリエイティブと言われるような感覚を養ったり、その領域について理解を深めたりすることはできるんじゃないかと感じています。
ひとつは、凡人だった自分でも何かを生み出すことができるんだという自己肯定感を高められたこと。言葉での表現は、自分の人生で培われた哲学や人生観が表れるもので、その人にしか生み出せないものだと僕(石川さん)は思っています。
もうひとつは、日々扱う言葉について考える機会が増えたことです。言葉は人の心に思いを届けることができる有用なものですが、一歩間違えれば凶器にもなり得ます。
意味とか、組み合わせ方とか、伝わり方とか、言葉を追求するのは、自分の思いを正しく伝えて生きていく上でとても大切なことなんじゃないかなと思っています。
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