ペッパーランチで下痢や嘔吐 原因はO157 販売中止メニュー一覧を公表
杉本崇
(最終更新:)
飲食チェーン店の「ペッパーランチ」を運営する「ホットパレット」(本社・東京都江東区)は2023年10月14~22日にハンバーグを食べた利用客に下痢・嘔吐等の症状が発生したと発表しました。一部利用客からは腸管出血性大腸菌 O157が検出されました。こうしたなか、特製ハンバーグを含めたすべてのハンバーグメニューを、系列店も含めて10月29日から販売休止にしています。「ペッパーランチでお食事をされ、体調不良を感じたお客様がいらっしゃいましたら、ホットパレットお客様相談室までお申し出ください」と呼び掛けています。
ペッパーランチとは
ペッパーフードサービスの公式サイトによると、ペッパーランチの当初の運営会社はペッパーフードサービスで、神奈川県鎌倉市にフランチャイズチェーン店舗第1号店として、タイマー付電磁調理器を導入した「ペッパーランチ」大船店を開店したのが始まりだといいます。現在は「ホットパレット」が運営しています。
体調不良者の利用店舗一覧 5人からはO157検出
10月31日までに嘔吐や下痢など体調不良が判明したペッパーランチ利用客の詳細は以下の通りです。
- イオンタウン姶良店1人
- おのだサンパーク店2人
- オプシアミスミ鹿児島店2人
- パークプレイス大分店5人
パークプレイス大分店の体調不良者3人から同型のO157が検出、また、おのだサンパーク店の体調不良者2人からもO157が検出されたといいます。両店は食品英衛生法にもとづき、数日間の営業停止処分となりました。
販売中止したハンバーグメニュー一覧
ホットパレットは複数のブランドで店舗展開しており、ブランドごとに販売中止したメニューは以下の通りです。
ペッパーランチ、ペッパーランチ・ダイナー、クニズの提供メニュー
特製ハンバーグ オニオンソース
特製ハンバーグ 目玉焼き付き
特製ハンバーグ 和風おろし
肉塊ハンバーグ 200g
肉塊ハンバーグ 300g
わくわくコンボ
わくわくミドル
わくわくダブル
サーロイン&ハンバーグ ハーフ
サーロイン&ハンバーグ レギュラー
サーロイン&ハンバーグ ラージ
お子様メニュー
得々ハンバーグランチ 75g
得々ハンバーグランチ ハンバーグ 2倍
ペッパーランチPLUSの提供メニュー
オリジナルハンバーグ オニオンソース
オリジナルハンバーグ 目玉焼き付き
岩石ハンバーグ
岩石ハンバーグ 目玉焼き付き
わくわく 3 兄弟 コンボ
わくわく3兄弟 ミドル
わくわく 3 兄弟 ダブル
相談窓口
体調不良者は、ホットパレットお客様相談窓口(03-5875-2566:受付時間は月~金曜日9:00~18:00)へ。
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この記事を書いた人
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杉本崇
ツギノジダイ編集長
1980年、大阪府東大阪市生まれ。2004年朝日新聞社に記者として入社。医療や災害、科学技術・AI、環境分野、エネルギーを中心に取材。町工場の工場長を父に持ち、ライフワークとして数々の中小企業も取材を続けてきた。
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